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[解説] ク・ヒョンモ氏の第一審で無罪判決…再燃した「ユン・ソクヨル検察の職権乱用」をめぐる論争

下請け業者への経営干渉の疑い、裁判所は「証拠不十分」と判断 「仕事の一方的な集中」疑惑については不起訴…別の容疑の一部のみ有罪 再任の過程における辞任圧力に関する証言と相まって、当時の捜査が再注目されています

Kim Hyun-ah
2026-08-25 17:48:51
[イーデイリーKim Hyun-ah 記者] KTの元代表、ク・ヒョンモ氏が、下請け企業の経営に不当に干渉した疑いで、一審で無罪判決を受けました。裁判所は、経営干渉の疑いはあるものの、検察が提出した証拠だけでは容疑を認めるのは難しいと判断しました。

今回の判決により、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権当時、KTCorporation(030200) の最高経営責任者(CEO)選任過程で提起された外部からの圧力疑惑や、当時の検察の捜査の適切性についても再び注目が集まっています。ク前代表とユン・ギョンリム前KT代表の最終候補が、再任・CEO選任の過程で辞任の圧力を受けたと証言していたことから、当時の捜査とCEO交代過程の関連性をめぐる論争も再燃する見通しです。

ただし、今回の判決は、尹錫悦政権や検察の職権乱用を直接判断したものではありません。裁判所が判断した対象は、ク前代表の下請法違反の容疑です。

ク・ヒョンモ元KT代表。写真=イーデイリーDB


ク前代表は、2020年にKTの子会社であるKTテレコップの下請け業者KSメイトに対し、KT系列会社の元役員を代表取締役に選任するよう指示し、経営に干渉した疑いで2024年に起訴されました。

ソウル中央地裁刑事合議23部は25日、ク前代表に無罪を言い渡しました。裁判部は、ク前代表がKT内の地位を利用して下請け業者の経営に干渉した疑いはあるものの、これを裏付ける検察側の証拠が不十分であると判断しました。

共に起訴されたKTの元副社長、シン・ヒョンオク氏も、下請法違反の容疑については無罪判決を受けました。KTテレコップの協力会社への業務量の調整に関連する容疑についても、無罪と判断されました。ただし、シン元副社長が従業員に対し、人事上の不利益を与えるかのように圧力をかけ、業務量の調整を指示した強要の容疑については有罪と認められ、罰金500万ウォンが言い渡されました。

ク前代表をめぐる「仕事の一社集中」疑惑は、今回の裁判における無罪判決とは別の事案です。検察は、過去にKTが施設管理業務を特定業者に集中させる過程で、ク前代表が関与したかどうかや、裏金の造成の可能性などについて捜査を行いましたが、2024年5月に「嫌疑なし」との結論を出しました。

ク・ヒョンモ氏の再任を阻んだ外部からの圧力疑惑…捜査の適切性が問われる
今回の判決が注目される理由は、ク前代表の再任過程と密接に関連しているからです。

ク前代表は、昨年の国会科学技術情報放送通信委員会の国政監査で、2022年に再任を推進した際、KTの取締役会の手続きに従って2回にわたり単独候補に選定されたものの、大統領室が不快に思っているという話を聞いたと証言しました。また、当時の大統領室政策企画首席秘書官であったイ・グァンソプ氏の知人を通じて、辞任を求めるメッセージが伝えられたとも述べました。

後任CEOの最終候補だったユン・ギョンリム前KT社長も、最終候補に選定された直後に市民団体による告発と検察の捜査が相次ぎ、周囲を通じて「龍山(大統領府)の雰囲気が良くないから辞めろ」という圧力を受けたと証言しました。

二人が相次いで辞任したことで、当時のKT CEO選任過程には大統領室や国民年金などが介入したとの疑惑が提起されました。これに加え、ク前代表とユン前社長に対する捜査が重なったことで、「標的捜査」をめぐる論争も浮上しました。

今回の第一審での無罪判決は、こうした過去の論争を改めて見直すきっかけとなりました。検察が提起した容疑について、裁判所が証拠不十分を理由に無罪を言い渡したことで、当時の捜査の必要性や範囲、起訴の適切性をめぐる論争も再び高まる可能性があります。

今回の無罪判決をきっかけに、当時のKT CEO選任過程や検察の捜査の適切性、さらには検察権の行使をめぐる「職権乱用」の論争までもが、再び表面化する可能性が高まっています。

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