K-pop

デビュー10年目でも「ネオ」は進化し続ける…NCT 127が『ブリンイ』で証明したこと

7枚目の正規アルバム『ブリンギ』で2年ぶりにカムバック 5人体制でも揺るぎない音楽的アイデンティティ ヒップホップ・ロック・ポップを横断し、「ネオ」の裾野を広げる NME「NCT 127の音楽の旅は現在も続いています」

YUN GI BACK
2026-08-29 09:04:16
[イーデイリー スターinYUN GI BACK 記者] グループNCT 127がデビュー10周年を記念してリリースした7枚目のフルアルバム『BLINGY』を通じて、自分たちの音楽的アイデンティティが依然として健在であることを示しています。メンバーの入れ替わりや兵役による活動休止期間を経て、5人体制で活動を再開した状況においても、お馴染みの「NEO」を繰り返し行うのではなく、過去10年間に築き上げてきた独自のスタイルをさらに広げていく道を選びました。
NCT 127(写真=SMエンターテインメント)

所属事務所のSMエンターテインメントによると、去る24日に発売された『BLINGY』は、NCT 127が約2年ぶりに発表したフルアルバムです。ドヨンとジョンウが兵役中である中、ジョニー、テヨン、ユタ、ジェヒョン、ヘチャンが5人体制で活動を開始しました。 去る4月にマークがチームを離れるという変化を経験した後、初めてリリースするフルアルバムという点でも、その意義は格別です。
英国の音楽専門誌『NME』もこの点に注目しました。『NME』は『Blingi』を、NCT 127のアイデンティティと存在感を再確認するアルバムとして評価し、メンバー構成に変化はあったものの、チームの物語が依然として現在進行形である点を指摘しました。特にタイトル曲「Blingi」については、NCT 127が自分たちの音楽的世界を正確に理解し、それを発展させていると評価しました。
実際、アルバム全体を貫く中心には、NCT 127が過去10年間に築き上げてきた強烈なサウンドがあります。タイトル曲「Blingi」は、歪んだシンセサイザーと重厚なドラム、チャンティングを中心に、レイジとダブステップの要素を融合させたヒップホップ曲です。 先行公開曲「ピニャータ」(Pinata)は、ロックとヒップホップを融合させ、ギターリフやファンキーなベース、ブレイクビートを力強く繰り出しています。ステージを一つの祭りにするという自信も、NCT 127ならではのパフォーマンス志向の音楽と通じ合っています。
アルバムはここからさらに一歩踏み込んでいます。「レガシー」(Legacy)は、ソウルから出発したNCT 127のエネルギーを世界へと広げていくというメッセージを、「ステップ・アップ」(Step Up)は、限界を超えて前進していくという意志を込めています。 「IKR」、「Getaway」、「Day After Day」などでは、ポップやロック、インディー・ポップなど、ジャンルの幅を広げました。力強い楽曲だけでアルバム全体を埋め尽くすのではなく、互いに異なる質感の曲を配置した点も、結成10年目を迎えたNCT 127が示す変化です。
NCT 127(写真=SMエンターテインメント)

後半になるにつれ、アルバムの焦点は「10年」と「共に」というキーワードへと向かいます。「127 ミリオン・マイルズ」(127 Million Miles)は、距離が離れていてもつながり続けているというメッセージを込めたポップ・ロック・バラードで、兵役中のドヨンとジョンウを含む7人全員が参加しました。 テヨンとジョニーが作詞に参加した「アイ・ミーン、イッツ・アバウト・タイム」(I mean, It’s about time)は、過去10年を振り返りながら、変化の中でも互いを支え合い、前へ進んでいこうという思いを綴っています。
『Blingi』は、単なる10周年記念アルバムとは一線を画しています。「Blingi」、「ピニャータ」、「レガシー」が、NCT 127が得意としてきた強烈な音楽の現在を示すのに対し、「127 Million Miles」と「I Mean, It’s About Time」は、過去10年とこれからの時間を結びつけています。 メンバー構成の変化の中で、何を捨てて新たに始めるかというよりも、「NCT 127らしさとは何か」を改めて確認するアルバムに近いと言えます。
成果も続いています。「Blingi」は発売後、中国のQQミュージックのデジタルアルバム販売および正規アルバム販売チャート、クーゴウミュージックのデジタルアルバム販売チャートで1位を記録し、日本のAWAリアルタイム急上昇チャートでも首位に輝きました。iTunesトップアルバムチャートでは、世界26地域のトップ10にランクインしました。
何よりも、今回のアルバムの意義は数字だけでは説明できません。NCT 127は、「チェリー・ボム」(Cherry Bomb)、「英雄」(Kick It)、「ステッカー」(Sticker)など、大衆的な文法とは一線を画した音楽までもを自らの代表曲とし、K-POPの中で独自の地位を築いてきました。 『Blingi』もまた、その公式を無難に再現するのではなく、力強いヒップホップを軸に、ロックやポップ、バラードへと範囲を広げ、10年間にわたり築き上げてきた音楽的なスタイルを再構築しています。
結局、10周年を迎えたNCT 127が『Blingi』で示しているのは、「変わっていない」ということではなく、「変わりながらも自分たちらしさを保っている」という点に近いでしょう。メンバーも、活動スタイルも変わりましたが、「ネオ」というチームの中心軸は依然として鮮明です。彼らの物語を「現在進行形」として捉えた理由も、ここにあります。

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