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「テレビが再放送の窓口になった」…ドラマの「初回放送」の座を奪ったOTT

「ロト1等」「ユミの細胞たち3」など OTTでの先行配信・テレビでの後続放送が拡大 放送局は制作・編成の負担を軽減します OTTは作品の寿命・接点を拡大

YUN GI BACK
2026-09-15 17:12:36
[イーデイリー スターinYUN GI BACK 記者] 「本放送はテレビで見る」という常識が揺らいでいます。オンライン動画サービス(OTT)で先に公開されたドラマを、テレビが後追いで放送する事例が相次いでいるためです。かつてテレビが「本放送」、OTTが「再視聴」の窓口だったのに対し、今ではOTTが初公開を担い、テレビが追加の視聴層を確保する後続プラットフォームとして役割を変えつつある様子です。
ドラマ『ロト1等も出勤します』(左)と『ユミの細胞たち3』のポスター。(写真=TVING)

◇OTTが「初回放送」、テレビは後続の窓口として
最近、TVINGオリジナル『宝くじ1等当選者も出勤します』が代表的です。この作品は、毎週木曜日の午後6時にTVINGで2話ずつ先行公開した後、4日後の月・火曜日にtvNで1話ずつ放送されます。 15日にtvNで放送された第1話は、全国基準で3.9%の視聴率を記録しました。OTT利用者はすでに第1話・第2話を視聴済みの状況で、テレビ視聴者が遅れて第1話に触れるという仕組みです。
今年4月に公開された『ユミの細胞たち シーズン3』も同様でした。毎週月曜日の午後6時にTVINGで2話分をまとめて公開した後、同日と翌日にtvNで1話ずつ分けて放送しました。OTTとテレビの同時配信を維持しつつも、公開ペースにおいてはOTTに優先権を与えた形です。
さらに一歩進んで、OTTでの配信が終了してから数年が経過した作品を、テレビが改めて編成する事例も増えています。
MBCは先月、Coupang Playオリジナル作品『アンナ』をテレビで初放送しました。2022年に公開された作品が、約4年ぶりに地上波に登場したのです。初回放送の視聴率は5.2%で、同じ時間帯に先行して編成されていた一部のコンテンツの1~2%台の成績を上回りました。OTTですでに実績が証明された作品が、テレビでも一定レベル以上の競争力を示したことになります。
MBCはこれに先立ち、ディズニープラス『ムービング』と『カジノ』を編成し、今年7月には2024年に公開された『キラーたちのショッピングモール シーズン1』を金・土曜の時間帯に放送しました。特に『キラーたちのショッピングモール』は、続編の公開を控え、シーズン1をテレビで再放送する方式を採用し、既存作品の復習と新シーズンの宣伝を同時に狙いました。
tvNも、Apple TV+のオリジナル作品『パチンコ』シーズン1・2を去る6月から8月にかけて編成し、昨年TVINGで先行公開された『親愛なるX』も、今年6月にテレビで放送されました。OTT内で寿命を終えた作品ではなく、他のプラットフォームで再び生命力を得る「二次流通」が本格化しているのです。
このような変化の背景には、放送局とOTTの利害関係が絡み合っています。放送局の立場からすれば、すでに完成度と話題性が実証された作品を確保すれば、新作制作に伴う費用や興行失敗の負担を軽減できます。制作スケジュールの遅れやラインナップ不足によって生じる編成の空白を埋めるのにも効率的です。
実際、放送業界の費用負担はますます大きくなっています。2025年の放送広告売上高は2兆134億ウォンで、前年比12.3%減となり、地上波の広告売上高は17%減の6936億ウォンにとどまりました。広告収益は減少する一方で、制作費の負担は依然として大きい状況において、実績のある外部コンテンツを購入することが現実的な解決策となったわけです。
本画像はAI技術を活用して制作されました。

◇放送局はリスクを軽減し、OTTは作品の寿命を延ばす
OTTにとっても損をする商売ではありません。OTTの関係者は、「サブスクライバーだけが視聴できた作品をテレビを通じてより幅広い年齢層に露出させることができ、作品やプラットフォーム自体を改めて宣伝する効果も期待できます」とし、「すでに公開が終了したコンテンツを追加配信することで、知的財産権(IP)の寿命を延ばすと同時に、続編や関連作品を通じて新規利用者を呼び込むことも可能です」と述べました。
『アンナ』が代表的な事例です。MBCでの放送から4年が経過した作品が再び注目を集め、Coupang Play内でも再評価されました。テレビがOTTコンテンツの「再放送の窓口」となる一方で、逆に元のOTTへ視聴者を呼び戻す広報チャネルとしての役割も果たしているわけです。
結局、コンテンツ流通の基準も、「どこで最初に放送されるか」よりも「どこでどれほど長く消費されるか」へと移行しつつあります。一つの作品を特定のプラットフォームに縛り付けるのではなく、OTTでまず話題性を生み出し、テレビで大衆性を広げた後、再び元のプラットフォームへと関心を向ける循環構造が形成されているのです。
ただし、すべてのOTTコンテンツがテレビにそのまま移行できるわけではありません。 OTTは放送審議において比較的自由である分、暴力性や扇情性、上映時間などにおいて地上波の編成基準とは違いがあります。放送関係者は、「実際のテレビ編成の過程では、一部のシーンを編集したり、エピソードの構成を組み直したりしなければならないという負担も伴います」とし、「業界では、OTTとテレビの境界が崩れるにつれて、放送用の再編集やレーティング調整も重要な課題になると見られています」と指摘しました。

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