ネイバーがトスのリワードマーケティングを問題視して捜査を依頼したのに続き、トス側もネイバーのPOS連携方針に問題を提起し、対抗措置に出たのです。
13日、IT業界によると、ネイバーは今年2月、トスの運営会社であるビバリパブリカを業務妨害および情報通信網法違反の疑いで京畿南部警察庁に捜査を依頼しました。ネイバーは、トスの「出席チェックミッション」などのリワード型マーケティングが検索品質を損ない、広告事業にも悪影響を及ぼす恐れがあると見ています。
リワード型マーケティングとは、利用者にポイントなどの報酬を提供し、特定の商品やサービスを検索するよう誘導する方式です。ネイバーは、トス側に被害防止を求める公文書を送付したものの、公式な回答を得られなかったとして、捜査機関の判断を仰ぐ方針です。
小規模事業者連合会も去る9日、トスの検索ミッションを批判し、中止を求めました。
こうした中、トスプレイスはネイバーのPOS連携方針に問題があると指摘し始めました。
トスプレイスによると、ネイバーはPOSで発生した注文・決済情報を活用し、ネイバープレイスの店舗情報を検索・地図サービスに表示する「プレイスプラス」サービスを運営しており、現在15社のPOS業者と連携しています。しかし、トスPOSには同様の連携機会を提供していないというのが、トス側の主張です。
トスプレイスは2024年7月、ネイバーにPOS連携の提案書を提出しました。その後、昨年11月と12月、今年2月と9月の計4回にわたり協議を要請しましたが、連携拒否の理由や具体的な協議日程に関する回答を得られなかったと明らかにしました。
Toss側は、NAVERが「プレイスプラス」のPOS連携基準を公開し、すべてのPOS業者に一律に適用すべきだと主張しています。Toss POSがNAVER Payと競合するToss系列のサービスであるという理由で排除されたのであれば、公正な取引秩序を損なう恐れがあるというのです。
ネイバーはトス側の主張に反論しました。
ネイバー側はさらに、「トスは現在、利用者にネイバープラットフォーム内の特定の業者や商品を検索するよう誘導し、ネイバーの検索結果を歪めるリワードマーケティングを継続しています」とし、「繰り返し中止を要請しているにもかかわらず、業務妨害的な違法行為を続けている相手方とは、協業の協議を行うことは困難です」と付け加えました。
トスがリワードマーケティングをめぐり、他のプラットフォームと対立したのは今回が初めてではありません。
トスは昨年7月、カカオトークでトスのリワードイベントリンクが正常に表示されないとして、カカオを業務妨害の疑いで告訴しました。その後、去る7月に告訴を取り下げ、法的紛争はひとまず決着しました。
ネイバーとの対立もまた、利用者獲得のためのトスのマーケティング活動が、外部プラットフォームの運営方針と衝突したことから始まったという点で共通しています。
トスプレイスの関係者は、「トスPOSを利用している15万人の小規模事業者が、検索表示において不利益を被っている」とし、「15社のPOS業者に適用した基準を公開し、同様に適用してほしいというものです」と述べました。
リワードマーケティングをめぐる警察の捜査と、POS連携をめぐる公正取引委員会への通報検討が同時に進められていることから、ネイバーとトスの対立がどのような方向へ展開されるか注目されます。