イシューと動向

AIの医療分野への適用範囲が拡大…セルバスAI・メディアナの事業拡大に注目

医療AI、診断を超えて病院運営へ

Kwon Oh Seok
2026-09-15 11:01:07
[イーデイリーKwon Oh Seok 記者] 人工知能(AI)の医療分野における活用範囲が、単なる診断やデータ分析にとどまらず、病院の運営や実際の業務遂行の領域へと急速に拡大しています。健康保険審査評価院も、去る7月に「人工知能に基づく医療技術の給付適正性評価基準の開発および登録策の策定に関する研究」を公開するなど、医療AIの現場への適用と事業化を後押しするための制度的環境の整備に乗り出しました。
このような市場の変化の中で、SELVAS AI Inc.(108860)と系列会社のMEDIANA Co.,LTD(041920)が、それぞれAIソフトウェアおよび医療機器・病院インフラの競争力を基盤に、医療AI事業の領域を積極的に拡大していると、15日に明らかにしました。
(写真=セルバスAI)

セルバスAIは、医療従事者の診療記録作成を支援する音声認識AIをはじめ、病院の現場ですぐに活用可能な医療用AIソリューションを開発中です。メディアナは、集中監視装置(CMS)「ユニファイド・セントラル(Unified Central)」などを通じて、病院内のリアルタイム生体信号データと医療機器インフラを安定的に確保しています。
メディアナは、既存の患者モニタリング装置(PMD)やウェアラブル機器から収集される生体信号を、CMSの単一画面で統合管理できるシステムを構築しました。既存の病院モニタリング環境にウェアラブル技術を組み合わせることで、医療従事者の業務効率と病床運用性を大幅に向上させたことが特徴です。このウェアラブルベースのモニタリングソリューションは、現在6,000床以上に適用範囲を拡大しています。
病院運営分野では、メディアナが去る7月、フュリオサAI、XYZと提携して発表した「病院型フィジカルAIプラットフォーム」の構築協力が代表的な事例として挙げられます。これは、メディアナの医療データおよび病院インフラに、フュリオサAIのAI半導体(NPU)、XYZのAIロボットプラットフォームを融合させる方式です。
これにより、心電図(ECG)、血圧、酸素飽和度(SpO₂)などのリアルタイムバイタルデータを分析するのはもちろん、検体・血液の搬送、医療用品の運搬など、病院内の業務までを自動化する構想です。医療機器から発生したデータをAI分析を経て、実際の物流業務の遂行につなげる仕組みです。
医療データを病院内のサーバーで直接処理するオンプレミス型の「医療ソブリンAI」も、成長の核心となる柱の一つです。セルバスAIは、病院内のサーバーに構築し、医療従事者の音声をリアルタイムで認識して診療記録を自動生成する「セルバス・メディボイス・オンプレミス」を提供しています。機密性の高い医療データを外部のクラウドに送信しないため、セキュリティを大幅に強化しつつ、現場での適用性も高めたと評価されています。
診断分野におけるAIの融合も加速しています。メディアナは去る6月、AIベースの心臓超音波ソリューション企業であるウルトラサイトと提携し、既存の生体信号モニタリングにAI心臓超音波技術を組み合わせた心血管診断プラットフォームの構築を推進すると発表しました。異常兆候の検出にとどまらず、AIによる診断補助まで、医療機器事業の領域を拡大する戦略です。
金融投資業界の関係者は、「セルバスAIとメディアナの医療AI事業は、AIソリューションを単なる新事業として追加するにとどまらず、両社が保有するデータ・ソフトウェア・病院インフラを有機的に連携させ、実際の医療現場に適用する方向へと進化しています」とし、「セルバスAIの音声認識ソフトウェアとメディアナの生体信号ベースの医療機器インフラが相乗効果を生み出し、病院運営および診療支援市場を急速に占拠するでしょう」と強調しました。

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