[イーデイリーKIM SAE-MI 記者]DENTIUM(145720)は、アクティビストファンドのアライン・パートナーズ資産運用と繰り広げている法廷闘争において、ひとまず有利な立場を確保しました。アライン側が、去る3月の定時株主総会で選任されたキム・ヒテク社外取締役の職務を停止するよう求めた仮処分申請を、裁判所が却下したためです。
デンティウムは13日、水原地方裁判所が去る12日、アライン・パートナーズ資産運用とサムスン証券、アライン・パートナーズ・コリア・ファンドL.P.が提起した職務執行停止の仮処分申請をすべて却下したと明らかにしました。訴訟費用も申請人らが負担することになりました。
今回の紛争は、去る3月31日に開かれたデンティウムの定時株主総会で、キム・ヒテク候補が監査委員を兼任する社外取締役に選任されたことをきっかけに表面化しました。当時、デンティウム側のキム候補とアライン側のユン・ムヨン候補が票の争いを繰り広げ、キム候補が僅差で選任されました。
アライン側はその後、議決権委任状の処理や票の集計過程に問題があったと主張し、去る5月22日、デンティウムを相手取り、キム社外取締役の選任決議を取り消すよう求める株主総会決議取消請求訴訟を提起しました。続いて6月1日には、本案の判決が確定するまでキム社外取締役の職務遂行を差し止めてほしいとして、仮処分を申請しました。
裁判所は、今回の仮処分に関して、アライン側の主張を認めませんでした。裁判所は、当該株主総会が裁判所が選任した検査人の立会いのもとで行われ、違法事項は発見されなかったと判断しました。アライン側が問題を提起した一部の委任状についても、提出された資料のみでは、偽造や欺瞞があったという点が十分に立証されていないと見なしました。
裁判所は、委任状の提出に際し、株主本人の身分証明書や印鑑証明書を要求しなかった点についても、特に異例ではないと認めました。裁判所は、得票集計の過程に一部の不備が存在する可能性は認めつつも、これを是正して改めて手続きを進めた場合、同一の決議がなされる可能性が高いと判断しました。また、キム社外取締役の職務を直ちに停止しなければ、会社や株主に回復困難な損害が発生する緊急の事情も確認されなかったと明らかにしました。
今回の決定により、キム社外取締役は本案訴訟が進行している間も職務を継続して遂行できるようになりました。
ただし、アライン側が提起した株主総会決議取消しの本案訴訟自体が終了したわけではありません。本案訴訟では、去る3月の株主総会における第3-1号議案であるキム・ヒテク社外取締役選任決議を取り消すかどうかを別途判断することになります。
それでも、今回の仮処分決定はデンティウム側に有利な点が少なくないというのが、同社側の分析です。単に職務停止の緊急性が認められなかったにとどまらず、裁判所が株主総会手続きの適法性や委任状の偽造・欺瞞の疑い、得票集計の瑕疵など、双方が争ってきた主要な争点まで精査した上で、アライン側の主張が十分に立証されていないと判断したためです。
デンティウムの関係者は、「当社は裁判所の決定を尊重し、今後も関連法や手続きを遵守し、透明性を持って取締役会を運営していく」とし、「株主の権益と企業価値を高めることに注力する一方、アクティビスト・ファンドがデンティウムを相手取って進行中の本案訴訟にも誠実に対応していく」と述べました。