映画界

OTT配信は最低150日後?…映画のホールドバック自主協定で「土壇場の難航」

制作・配給業界に続き、消費者団体も反発 「十分な意見聴取を経るべきだ」との指摘が相次いでいます

YUN GI BACK
2026-08-25 13:55:56
[イーデイリー スターinYUN GI BACK 記者] 文化体育観光部が今月発表を予定している映画のホールドバック(劇場公開後の他プラットフォーム公開猶予期間)に関する自主協定が、土壇場まで難航しています。制作・配給業界に続き、消費者・市民団体までもが公然と反発しているためです。「自主」協定という名称とは裏腹に、実際に影響を受ける利害関係者との間で十分な協議が行われたのかという疑問が高まっています。
イ・ファベ配給社連帯代表(右から2番目)、民弁民生経済委員会、参与連帯民生希望本部、安山消費者団体協議会所属の会員らが24日、ソウル鍾路区の参与連帯で、文化体育観光部が推進中の「ホールドバック」自主協定に関連し、消費者の参加、劇場の独占的な観覧料引き上げ、通信会社の割引による暴利マーケティングなどを正式な議題として取り上げ、議論するよう求めています。(写真=聯合ニュース)

民弁民生経済委員会、安山消費者団体協議会、参与連帯民生希望本部は去る24日、記者会見を開き、「消費者の声を排除したホールドバックの密室協定を中止せよ」と求めました。また、消費者・市民団体を協定の当事者として参加させるよう要求も出しました。
現在話題となっている「ホールドバック」とは、劇場公開映画のオンライン動画配信サービス(OTT)での公開まで、最低150日の猶予期間を設ける案です。観客の劇場鑑賞を促し、低迷している映画産業を活性化させるという趣旨です。
しかし、論争は「150日」という数字だけにあるわけではありません。誰のための制度なのか、その過程で誰が負担を背負うのかについて、十分な議論がなされたのかどうかが核心です。
配給会社連帯のイ・ファベ代表は同日の記者会見で、「現行のホールドバック調整の方向性は、制作・配給会社には収益の損失をもたらし、観客の選択権を制限する恐れがある」とし、「韓国映画の将来の発展という趣旨には共感するが、損失を補填する代替案なしにオンライン市場での販売を制限すれば、もともと厳しい状況にある制作・配給会社にとってさらなる負担となるだろう」と指摘しました。
制作・配給業界では、特に一律的なホールドバックの適用が、中小映画の資金回収を遅らせる恐れがあると懸念しています。劇場で十分な上映機会を得られなかった作品までOTT公開が遅れれば、その後の版権販売を通じた投資金の回収にも支障が生じる可能性があるためです。作品ごとに興行規模や流通戦略が異なるだけに、画一的な基準を適用することが適切なのかという指摘です。
これに加え、消費者の反発も加わりました。チケット価格の負担から、劇場の代わりにOTTやインターネットテレビ(IPTV)を選んで来た観客の立場からすれば、ホールドバックは事実上、選択肢の一つを一定期間制限する措置です。市民団体は、劇場のチケット価格や精算構造などの改善なしにOTT公開だけを遅らせれば、負担が消費者に転嫁される恐れがあると指摘しています。
ホールドバックが実際に劇場観客の増加につながるかどうかも争点となっています。劇場観客の減少には、OTTの早期公開だけでなく、高騰したチケット価格、コンテンツの競争力、鑑賞習慣の変化など、複合的な要因が作用しているという分析が出ています。これに伴い、OTT公開のタイミングを遅らせるだけで、映画産業の活性化という目標を達成できるかについても、意見が分かれています。
業界内でも、一定水準のホールドバックを通じて、劇場と制作・配給会社、OTT間の適切な流通秩序を確立する必要性については、共感する声があります。ただし、「自主協定」である以上、制度の施行に先立ち、幅広い利害関係者の意見を聴取すべきだという指摘もあります。
映画界の関係者は、「ホールドバックの必要性を議論することと、すべての映画に同一の基準を適用することは別問題です」とし、「制作・配給会社だけでなく、映画館、プラットフォーム、消費者まで、それぞれの利害関係が絡み合っているだけに、発表時期を合わせるよりも、十分な意見聴取を経て実効性のある合意を形成することが重要です」と述べました。

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