映画界

『スパイダーマン』のトム・ホランド、足に「クモの毛」が生えそうになる…あまりに恐ろしいため、設定が削除されました

『スパイダーマン4』初期脚本の舞台裏 足の毛で匂いを追跡する能力の構想 女性用カミソリで自ら剃る場面まで 『フライ』を参考にしたボディ・ホラーの設定を廃止

YUN GI BACK
2026-08-28 16:16:27
[イーデイリー スターinYUN GI BACK 記者] トム・ホランドの足に、クモのようにびっしりと毛が生えていたらどうだったでしょうか。映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が、危うくスーパーヒーロー映画ではなく「ボディ・ホラー」に近い作品になりかけた経緯が明らかになり、話題となっています。
(写真=ChatGPT生成画像)

脚本家のクリス・マッケナとエリック・ソマーズは、最近のインタビューで、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』のピーター・パーカー(トム・ホランド)を、まるで本物のクモのように変異させる設定を構想していたことを明かしました。単に超能力を得るというレベルを超え、人間であるピーター・パーカーが徐々に「マンスパイダー」(Man-Spider)に近づいていくというアイデアでした。
最も奇妙な設定は、脚に生える「クモの毛」でした。実際のクモが脚にある微細な感覚毛を通じて、周囲の匂いや化学信号などを感知するという特徴に着想を得たものです。ピーターの脚にもこれと似た毛が生え、これを利用して人の匂いを追跡できるという設定でした。
問題は能力よりもビジュアルの方でした。突然、自分の足にクモを連想させる毛が生えていることに気づいたピーターが、これを恐ろしいと感じて自ら剃り落とすシーンまで脚本に含まれていました。さらには、女性用カミソリを取り出して足の「クモの毛」を剃る姿まで具体的に構想していたと伝えられています。
制作陣が参考として思い浮かべた映画も尋常ではありませんでした。デヴィッド・クローネンバーグ監督の代表的なボディホラー『ザ・フライ』でした。『ザ・フライ』は、科学者のセス・ブランデルがハエと遺伝的に結合した後、身体が徐々に昆虫へと変貌していく過程を描いた作品です。 『ブランド・ニュー・デイ』もまた、超能力を持つ人間というお馴染みのスパイダーマンの設定を覆し、「クモに噛まれた人間の体が、本当にクモのように変貌したら?」という方向性まで突き詰めようとしたわけですね。
映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の一場面。(写真=ソニー・ピクチャーズ)

ピーターを、もはや怪物に近い姿にする案も議論されました。マーベル・コミックスには、ピーター・パーカーが人間とクモが混ざり合った奇妙な存在である「マンスパイダー」に変身する設定が登場します。脚本開発の過程でも、このような変異をどの程度まで映画に取り入れるかについて、さまざまなアイデアが交わされました。
しかし、トム・ホランド演じるスパイダーマンを過度に不気味な姿にしてしまうことへの懸念が大きかったのです。結局、ピーターの変異を「マンスパイダー」レベルまで押し進めないことにしたため、脚にクモの毛が生えたり、怪物のように変身したりする設定は省かれました。完成した映画には、目が黒くなるなど、一段と抑制された変化のみが残されました。
そのおかげで、観客は蜘蛛の糸を放ちながらニューヨークを駆け巡るトム・ホランドの姿を見ることができましたが、トイレで女性用カミソリを使って「蜘蛛の毛」を剃るピーター・パーカーの姿を見る必要はありませんでした。『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が『フライ』に劣らないボディホラーになりかけた痕跡は、そうして廃棄された脚本の中にのみ残ることとなりました。

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