映画界

「次世代のアバター」「ハリウッドも顔負け」…北米で絶賛の嵐が巻き起こった『ホープ』

9日、北米の1500館で公開 『エスクワイア』・『デイリー・ビースト』から相次いで好評を博しています 大規模なSFスケール・アクション演出に注目 長い上映時間・後半のCGには賛否両論

YUN GI BACK
2026-09-11 09:02:02
[イーデイリー スターinYUN GI BACK 記者] 韓国発の怪獣スリラーが、北米の映画館でハリウッドの大作と真っ向から比較されています。 ナ・ホンジン監督の新作『ホープ』(Hope)が9日(現地時間)、北米の約1500館で公開された中、現地の主要メディアは、作品の規模やアクション、ジャンルとしての野心に高い評価を与えています。単なる韓国映画の海外進出にとどまらず、グローバルな大型SFフランチャイズへと拡大する可能性まで取り沙汰される雰囲気です。
映画『ホープ』のポスター。(写真=プラスMエンターテインメント)

米国の男性誌『エスクァイア』(Esquire)は10日、『ホープ』について「次世代の『アバター』(Avatar)を目指している韓国の怪獣スリラー」と評価しました。 約5000万ドルの制作費で完成した作品でありながら、巨大な生命体と異星の存在を融合させた世界観とスケールが、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』シリーズを彷彿とさせるという評価です。特に、ナ監督が『ホープ』を単なる怪獣映画にとどめず、今後拡張可能な世界観として設計した点にも注目しました。
デイリー・ビースト(The Daily Beast)の反応はさらに率直でした。同メディアは『ホープ』を「ハリウッドのブロックバスターを恥じ入らせるような、狂気じみたSF大作」と表現し、映画の序盤から繰り広げられる追跡戦や銃撃戦、大規模な怪獣アクションを強みとして挙げました。 特に、車が飛び交い、巨大な生命体が町を席巻するシーンや、馬や手榴弾が登場する後半の戦闘などにおいて、ナ監督特有の大胆な演出が際立っていると評価しました。
このような反応は、『ホープ』が韓国映画という地域的な枠組みよりも、グローバルなブロックバスターの文法で評価されているという点で意義があります。これまで韓国のジャンル映画が北米で主に物語や演出、社会的メッセージによって注目されてきたのに対し、『ホープ』は制作規模やアクション、視覚的な見どころそのものによって、ハリウッドの大作と比較されています。
『ニューヨーカー』(The New Yorker)もまた、ナ・ホンジン監督の「ブロックバスター的な大胆さ」に注目しました。批評家のジャスティン・チャン氏は、『ホープ』を、韓国の小さな村で繰り広げられる暴力的で奇妙な騒動と、ハリウッド式の大規模ブロックバスターの感覚が衝突する作品として捉えました。韓国的な空間と情緒を維持しつつも、その規模をグローバルな大作へと拡大させた手法に意義を見出したわけです。
もちろん、好評ばかりというわけではありません。『デイリー・ビースト』は、一部のコンピュータグラフィックス(CG)が実際の背景と自然に調和していないと指摘し、160分前後の長い上映時間や後半の世界観の説明、オープンエンドの結末については、好みが分かれる可能性があると見ています。『エスクァイア』もまた、結末の曖昧さが観客の評価を二分する可能性に言及しました。
それでも、北米のメディアが共通して注目している点は、『ホープ』の野心です。韓国の小さな村から始まった物語を、巨大な怪獣や異星の存在が絡み合う世界へと拡大させながら、韓国ジャンル映画がハリウッドの専売特許と見なされていた大型SFブロックバスターの領域にまで挑んでいるということです。
『ホープ』が北米での興行成功へとつながれば、その意義はさらに大きくなります。韓国映画が作品性やジャンルとしての独自性で認められる段階を超え、規模と視覚的なスペクタクルを前面に押し出したグローバル・フランチャイズとしても競争できるという可能性を示せるからです。北米の批評家たちがいち早く察知した『ホープ』の野心が、実際に観客動員数という形で結実するかどうか、注目されます。

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