24日、投資銀行(IB)業界によると、ホームプラスの売却主幹事であるサムイル会計法人は、最近、買収候補企業を対象にティーザーレター(投資案内書)を配布しました。 国内外の小売企業を含む戦略的投資家(SI)や財務的投資家(FI)の多くが、買収検討に着手したものとみられています。このうち1社は、積極的な買収の意思を示したとのことです。当該企業は、以前の再生手続きの過程でも潜在的な買収候補として名前が挙がっていた企業です。
ホームプラスの売却試みは今回で3回目となります。昨年11月に行われた公開売却では、予備入札に参加したフィンテック企業のハレックスインフォテックや不動産開発業者のスノマドなど2社が買収意向書(LOI)を提出しましたが、本入札には参加せず、結局は不成立に終わりました。 当時、両社とも資本規模や流通業の経験の面で、実際の買収能力に疑問符が付いていたため、売却自体が「無応札」となる懸念を辛うじて免れた程度だったという評価が出ていました。
今回の第3回目の試みは、条件の面でこれまでの2回とは異なります。第1回目の試みはストーキングホース方式で推進されましたが、買収希望者が見つからず公開競争入札へと転換され、昨年11月の第2回目の試みも実効性のある買収希望者なしに終了し、再生手続き廃止の危機につながりました。 今年6~7月には、メリッツ金融グループとMBKパートナーズの間で、緊急運営資金(DIP)の調達をめぐる攻防まで重なり、売却作業は事実上、行き詰まっていました。
しかし、劇的に再生手続きが延長されたことで、流れが変わりました。 ホームプラスは先月、全国の店舗の営業を正常化し、今月2日には再生計画案の認可まで獲得して、清算の危機を脱しました。DIP資金調達の不確実性の解消、再生計画案の認可、営業の正常化という3つのリスクが解消された状態で売却に乗り出すのは今回が初めてであるという点から、市場では以前よりも好意的なシグナルとして受け止められている雰囲気です。
売却対象の構成も一段と整理されました。正常に営業中の主要67店舗で構成される大型スーパー事業部は、営業譲渡方式で一括して譲渡し、すでに閉店した直営店舗19カ所は不動産として分離し、別途売却します。 不動産の売却を通じて2028年2月までに1兆4192億ウォンを調達し、最大債権者であるメリッツ金融グループの先順位信託担保債権を返済するという構想です。事業と不動産を分けて売却することで、流通業そのものを狙う買収希望者と、資産価値に注目する買収希望者の双方をターゲットにできるようになった点も、以前とは異なる点です。
ただし、楽観するには時期尚早だという見方もあります。2度の破談という前例が市場に残した信頼の問題は依然として残っており、今回も関心を示している候補者が実際にLOIを提出し、本入札まで完走するかどうかは未知数です。 大型スーパーの業況そのものの構造的な低迷や、5000億ウォン台に達する公益債権の償還負担も、買い手たちの計算を複雑にしている要因です。流通業界のある関係者は、「条件が改善されたのは確かですが、実際に契約に至るには、価格に対する期待値の差をまず埋める必要があるでしょう」と述べました。