[イーデイリーNam Soyeon 記者] 飲食店や宿泊施設のように、警察署や担当捜査官に星評価をつけ、感想を投稿できるオンラインサイトが登場しました。捜査手続きを直接経験した市民が、警察の取り調べ態度や公平性、事件処理のスピードなどを5点満点で評価し、他の利用者と経験を共有できるようにしたものです。
5日、インターネット上では、警察署や捜査官に対する評価を共有する「ポリスマップ(PoliceMap)」サイトが注目を集めています。
ポリスマップは「国民参加型の捜査機関評価プラットフォーム」を標榜しています。ここでは、全国の警察署や捜査部署に関する公開情報を提供し、利用者が直接経験した捜査過程について評価を残せるようにしているのが特徴です。
現在、サイトには全国の警察署263カ所と捜査部署2688カ所の情報が登録されており、告訴人や被害者などの事件関係者や弁護人は、各警察署の捜査過程について評価を投稿することができます。
評価項目は、▲公正性・中立性 ▲手続きの遵守 ▲調査態度 ▲コミュニケーション・連絡対応 ▲迅速性 の5つです。各項目は5点満点で、星評価とともに具体的な捜査体験も記入することができます。
評価対象は警察署全体だけでなく、捜査部署や個々の捜査官まで選択可能です。ただし、捜査官の氏名は個人情報保護のため、一部が伏せられた状態で公開されます。
「ポリスマップ」側は、サイトを開設した背景として、捜査機関に対する市民による監視の必要性を挙げました。
同サイトは、「捜査権の調整以降、ほとんどの事件は警察の段階で始まり、警察の段階で終わります。しかし、その過程を見守り、記録する市民のためのツールはありませんでした」とし、「ポリスマップは、捜査手続きを直接経験した市民による体系的な評価を集め、優れた警察官には信頼を、繰り返される問題には早期警報を発するものです」と明らかにしました。
サイトには、警察の捜査に関する問題を提起できる「事件の公論化」掲示板も設けられました。利用者は、捜査の遅延や調査手続き、証拠の取り扱い、警察の対応過程などで経験した出来事を書き込んで公論化し、他の利用者はその投稿に共感を示すことができます。投稿者はその後、苦情処理の結果など、進捗状況を追加で残すことができます。
実際に、ある告訴人は、代金を受け取れなかったため、去る3月に詐欺罪で告訴した事件に関連し、多数の証拠があるにもかかわらず、公訴庁が新設された日に不起訴処分となったとして、捜査の遅延や事件処理の過程に対する不満を訴える投稿を行いました。
また別の利用者は、去る8月に江原道のある中学校で発生した学校暴力事件に言及し、警察の不起訴決定に疑問を呈しました。加害生徒が被害生徒の意思に反して眼鏡を無理やり外す過程で眼鏡が破損したにもかかわらず、警察が器物損壊の容疑について不起訴決定を下したというのです。この利用者は「器物損壊はこれほど立証が難しい罪だったのか」と述べ、他の利用者たちの意見を求めたりもしました。
ただし、こうした投稿は投稿者個人の主張であり、実際の捜査過程に問題があったかどうかは別途確認されていません。
「ポリスマップ」は、捜査機関に対する評価だけでなく、市民が活用できる権利救済手続きについても案内しています。警察の捜査に不満がある場合や、担当捜査官の交代を希望する場合に利用できる捜査官忌避申請、不起訴決定に対する異議申立て、国民申聞所への苦情申立てなどの公式手続きを紹介する形です。今後は、利用者の評価結果や情報公開請求によって確保した捜査官忌避申請に関する統計も提供する計画です。
このようなサイトが登場した背景には、警察の捜査に対する不信感が根付いていることがうかがえます。
実際、警察の不起訴決定に不服を申し立て、告訴人が提起する異議申立ても、ここ4年間で2倍以上増加したことが明らかになりました。
「国民の力」のキム・ジェソプ議員が去る7月に警察庁から提出を受けた資料によると、昨年の警察による不起訴決定に対する異議申立ては5万6165件と集計されました。これは2021年の2万7262件と比較して、約2.1倍に増加した数値です。今年の場合、去る6月までにすでに3万4001件の異議申立てが受理されました。
ただし、当該サイトをめぐっては懸念の声も上がっています。
事件の当事者が直接評価を投稿する方式であるため、客観性を担保することが難しいだけでなく、投稿内容によっては名誉毀損や被疑事実の公開をめぐる論争が発生する恐れがあるという理由からです。
これに対し、ポリスマップは独自の運営原則を策定し、人身攻撃やプライバシーの侵害、虚偽の事実を含む投稿を禁止し、違反事項が確認された場合は事後削除措置を講じると明らかにしました。
また、捜査官本人や代理人が氏名などの個人情報の削除・訂正を要請した場合、受付次第、当該内容を非公開処理するとともに、投稿に対する法的責任は作成者本人に帰属することを明記しました。