[イーデイリーHan Kwangbeom 記者] #新世界I&Cは11日、BGFリテールが運営するコンビニ「CU」に、AIビジョンベースのセルフレジ決済管理ソリューションを導入し、AIビジョンベースの小売ソリューションをコンビニへ本格的に拡大すると発表しました。
今回導入される決済管理ソリューションは、AIビジョンを活用してセルフレジでの顧客の行動フローを分析し、利用方法を案内する「スファロス・スキャンケア(Spharos ScanCare)」を、コンビニ環境に合わせて軽量化したモデルです。
AIが、顧客が商品のバーコードをスキャンした後、決済が完了していない状態で商品を持ち去ったり、その場を離れたりするなど、未決済の状況をリアルタイムで認識します。その際、レジ画面に「決済が完了していません」というメッセージを表示し、正常な決済が進められるよう支援します。これにより、セルフレジの利用過程で発生しうるミスを減らし、顧客の利便性と店舗運営の安定性を高めることができます。
技術の実装方式は、コンビニ現場での普及性を考慮して簡素化しました。映像分析に特化したVPU(Video Processing Unit)が内蔵されたカメラ内で演算処理を行う構造となっており、別途ミニPCや外部サーバーを追加で設置する必要がありません。スペースが限られており、店舗数も多いコンビニ環境における導入の負担を軽減できるものと期待されています。
新世界I&CとBGFリテールは、江南(カンナム)近郊のCU店舗1店で決済管理ソリューションのパイロットテストを実施しており、9月から追加店舗への導入を拡大する計画です。顧客の動線、滞在時間、待ち行列などを分析して店舗運営の改善に必要な知見を確保し、決済漏れによって発生する売上損失を削減することに注力する方針です。
新世界I&Cは、「スパロス・スキャンフリー」や「スパロス・スキャンケア」など、AIビジョンベースのセルフレジソリューションを前面に押し出し、オフライン小売AI市場の攻略に拍車をかけています。 商品の認識からレジ利用の案内まで、顧客の決済の利便性と店主の店舗運営効率を同時にサポートし、スーパーマーケット・カフェ・ベーカリーなど、様々な流通チャネルへ適用範囲を広げる一方で、国内での実績を足掛かりに海外市場への進出も加速させる予定です。
新世界I&Cのユ・スンヒョンAXセンター長は 「決済管理ソリューションは、オフライン小売現場に特化したAI能力を基に、コンビニのセルフレジ運営に最適化された軽量型モデルであり、両社の技術力と運営経験を組み合わせ、現場での活用度を高める協業という点でも大きな意義があります」とし、「今回の事業協力を契機に、在庫管理や陳列チェックなど、コンビニ運営全般におけるAI活用事例を拡大し、コンビニがより効率的なAIストアへと進化できるよう、継続的な協力を強化してまいります」と述べました。