12日、ブルーエムテックは、ブルーファームコリアが供給協議を終えた7社の製薬・ワクチンメーカーの10製品を中心に、インフルエンザワクチンの事前販売イベントを実施すると発表しました。現在交渉中の緑十字(GCフルー)の製品まで含めると、今シーズンの総取扱規模は110万ドーズを超える見通しです。
事前注文期間中にワクチンを注文すれば、割引価格で確保することができ、肺炎球菌ワクチンなどの関連製品の割引特典も併せて提供されます。
事前販売に参加する製品は、△ヒューオンズ(パクシグリフ、エフルエルダ) △SKバイオサイエンス(スカイセルフル) △サムジン製薬(フルセルボックス、フルアド) △韓国ワクチン(コボックスフル) △アストラゼネカ(フルミスト) △保寧バイオファーマ(保寧フルVワクチン注射液、保寧フルVIII-TF注射液) △広東製薬(フルアリックス注射液)が参加します。製品の出荷は、製品ごとに今月末から来月にかけて順次行われます。
この早期の事前販売の背景には、流行株の変化に伴う供給の不確実性があります。今シーズンのワクチン製造にはA型H3N2ウイルスの「J」系統が使用されましたが、最近、国内外で優勢種として観察されているウイルスは、同じH3N2の「K」系統です。
株が予想と異なったため、世界保健機関(WHO)指定機関による標準品の確保スケジュールが遅れ、国内の主要メーカーによる原液の生産・出荷スケジュールも同様に遅れている状況です。実際、GC緑十字は最近の業績発表で、流行株の標準品確保が遅れたため、インフルエンザワクチンの原液生産スケジュールが調整され、第2四半期の売上高に反映されなかった数量が第3四半期に繰り越されたと説明しました。
一方、生産スケジュールの遅れがシーズン全体の供給不足に直結するわけではありません。 食品医薬品安全庁は、去る6月の国家出荷承認説明会において、今年、国内製造の8品目と輸入の6品目を合わせて、約2745万人分のインフルエンザワクチンが国家出荷承認を受けると見通しました。これは、2024年の2581万人分や昨年の2550万人分を上回る、過去最大規模となります。