通常、決算カンファレンスコールでは、証券会社のアナリストが経営陣に対し、決算だけでなく新作のリリース日程や事業戦略など、主要な懸案事項について質問しますが、最近の業績不振や経営陣の交代といった大きな懸案が重なり、四半期ごとに実施していたカンファレンスコールの開催に負担を感じているものとみられます。
このようなコミュニケーション方法の変化は、これらの企業が最近の株価下落の影響で、少数株主による集団行動が見られた企業であったことから、注目を集めています。Kakao Games Corp.(293490)は、経営陣の交代が進んでいた第1四半期の決算説明会を省略しましたが、新しい経営体制が定着した第2四半期に決算説明会を再開しました。
Wemade Co., Ltd.(112040)ウィメイドの場合、四半期決算説明会を実施しなかったのは上場以来初めてのことです。
ウィメイドは、昨年の第2四半期に続き、今年の第2四半期も赤字を記録しました。今年の第2四半期の売上高は1083億ウォンで、前年同期比7%減少しました。営業損失は210億ウォンで、前年同期より赤字幅が75億ウォン縮小したものの、黒字転換には至りませんでした。
これに加え、最近のWEMIX(ウィミックス)のハッキング事故や筆頭株主の変更まで重なりました。先月、WEMIXエコシステムのステーブルコイン「WEMIXドル(WEMIX$)」において、スマートコントラクトの管理権限の脆弱性を狙ったハッキング事故が発生し、約77億ウォン規模のWEMIXドルが不正に発行されました。
また、ウィメイドは創業者のパク・グァンホ会長が保有株式の全量を中国系資本であるネオパルスに譲渡することになり、筆頭株主の変更手続きが進められています。
Com2uS Corporation(078340)同社も今回の第2四半期の決算発表において、カンファレンスコールを開催せず、決算とIR資料のみを公開しました。
コムトゥスの第2四半期の連結ベースの売上高は1570億ウォン、営業利益は72億ウォンを記録しました。前年同期比で売上高は15%減少した一方、営業利益は420.7%増加しました。野球ゲームの堅調な売上を挙げ、コスト効率化を通じて収益性を改善しましたが、規模の拡大は鈍化している様子です。
パールアビス、第1四半期から「アーニングレター」へ移行…詳細なQ&Aで説明
PearlAbyss Corp.(263750)は、昨年まで四半期ごとに実施していたカンファレンスコールを、今年の第1四半期からアーニングスレター(Earnings Letter)に置き換えました。パールアビス側は、「当面の間、業績発表のカンファレンスコールは行わない方針です」と伝えました。
アーニングスレターとは、経営陣が直接業績を説明し、アナリストと質疑応答を行う代わりに、業績や主要事業の現状を文書で伝える方式です。第2四半期のアーニングスレターには、『レッドデザート』のDLC拡張計画から、新作『ドッケビ』の開発状況など、主要な経営状況に関する詳細なQ&Aが盛り込まれました。
パールアビスは、今年第2四半期に営業利益676億ウォンを記録しました。600万枚の売上を記録した『レッドデザート』の効果により、前年同期比で7411%増加した規模ですが、営業利益が1000億ウォンを上回るだろうという市場の期待には及ばなかったのです。
パールアビスは、第2四半期の業績がガイダンスを下回った理由として「売上高の繰り延べ」を挙げました。繰り延べられた売上高は、下半期に順次反映される予定です。
パールアビス側は、「パッケージ版売上高は、実際の販売代金から流通手数料や物流・プロモーション関連費用が差し引かれた金額の一定比率を売上として計上する」とし、「卸売・小売間の精算手続きにより、販売と売上認識の時期に差が生じ、精算対象金額の20%を返金保証の目的で繰り延べたため、ガイダンスを下回る売上高を記録した」と説明しました。