映画界

『オデッセイ』のヒットで『トロイ』の購入が4300%増…劇場の外にも広がるノーラン効果

『オデッセイ』の大ヒットで、22年前の『トロイ』まで再び注目を集めています ノーラン監督の前作『オッペンハイマー』の購入も急増 映画のヒットが牽引した「関連コンテンツの消費」

Choi Hee-jae
2026-08-31 20:56:48
[イーデイリー スターinChoi Hee-jae 記者] クリストファー・ノーラン監督の新作『オデッセイ』が31日、観客動員数900万人を突破し、興行の独走を続けています。その中、22年前に公開された映画『トロイ』も相まって注目を集めています。『オデッセイ』のヒットは、劇場内にとどまらず、関連作品や監督の前作を鑑賞するという、さらなるコンテンツ消費へとつながっているようです。
映画『オデッセイ』のスチール写真(写真=ユニバーサル・ピクチャーズ)

映画振興委員会の統合電算網によると、今月1日から30日までの間、主要なIPTV(SK Btv、LG U+tv、Genie TV)で映画『トロイ』(2004年)を購入した件数は、計2万5391件と集計されました。これは前月(574件)に比べ、4323%急増した数値です。 今月のIPTV購入件数ランキングでも、『トロイ』は『群体』(10万5890件)、『王と生きる男』(5万2599件)などに続き、7位にランクインしました。
このような逆走の中心には、間違いなく『オデッセイ』の破竹の勢いのヒットがあります。『オデッセイ』は、10年間にわたって続いたトロイア戦争を勝利に導いた英雄オデュッセウス(マット・デイモン演)が、妻ペネロペ(アン・ハサウェイ演)と息子テレマコス(トム・ホランド演)のもとへ帰るための旅を描いた映画です。 『トロイ』は、俳優のブラッド・ピットがアキレウス役を、ショーン・ビーンがオデュッセウス役を演じ、トロイア戦争を中心に物語を展開した作品です。
映画『トロイ
』のスチール写真
(写真=パンシネマ)

映画『オデッセイ』のスチール写真(写真=ユニバーサル・ピクチャーズ)

トロイ戦争そのものを前面に押し出した映画『トロイ』と、物語や時代背景が繋がっているだけに、『オデッセイ』を鑑賞した観客が、その前の物語を描いた『トロイ』まで探して観る現象が見られるものと推測されます。当該作品の原作や前作、関連する題材を扱ったコンテンツまで探して観ることで、コンテンツ消費の範囲が劇場の外へと広がっているのです。
ノーラン監督の前作も同様の傾向を見せています。『オッペンハイマー』の今月のIPTV購入件数は4万611件で、前月の287件より1506%増加しました。映画自体への関心を越えて、監督の前作や同じ世界観・歴史的背景を共有する作品へと関心を広げながら、さらなるコンテンツ消費を生み出しているわけです。
映画業界では、『オデッセイ』のヒットが、単発的な劇場売上の増加にとどまらず、IPTVやOTTプラットフォームなどにおける後続・関連コンテンツの消費へと好循環を生み出す構造に注目しています。 劇場でのヒットがチケット販売にとどまらず、IPTVやオンラインなどの後続コンテンツ市場での消費を刺激できるからです。特に、すでに公開から時間が経った作品が、新たなヒット作をきっかけに再び消費されるという点から、コンテンツの寿命が劇場公開期間を超えて拡大する可能性も示唆されています。
映画業界の関係者は、「新作映画1本が単なる一回限りの消費で終わるのではなく、古典的なコンテンツの再発見を導き出し、プラットフォーム全体のコンテンツ消費を促進するなど、好循環につながっている」とし、「ノーラン効果がどこまで持続するか注目される」と伝えました。
配給会社のユニバーサル・ピクチャーズによると、『オデッセイ』は31日午後6時10分頃、累計観客数900万人を突破し、1000万人の大台を目前に控えています。

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