イシューと動向

ラオンピープル、702億規模の「フィジカルAI」国策事業に選定されました

国家代表コンソーシアムに参加し、「スマートファクトリーの頭脳」となる技術を開発

Kwon Oh Seok
2026-09-03 10:52:32
[イーデイリーKwon Oh Seok 記者] AI(人工知能)専門企業のLaonPeople Inc.(300120)が、科学技術情報通信部と情報通信産業振興院(NIPA)が推進するフィジカルAI分野の大型国策プロジェクトに選定され、無人工場の核心である「AIの頭脳」の開発に乗り出します。
(写真=ラオンピープル)

ラオンピープルは3日、「協業知能フィジカルAI基盤のソフトウェアプラットフォーム研究開発エコシステムの構築」事業のうち、「無人工場運用-フィジカルAI SDF(Software-Defined Factory)特化基盤モデルの研究開発」課題の実施機関として最終選定されたと発表しました。
今回のプロジェクトは、全北大学が主管し、ラオンピープルやNC AIなど計15の産・学・研機関が参加するコンソーシアム形式で進められます。2030年までの5年間で総額702億ウォンの事業費が投入される、国内のフィジカルAI分野における最大規模の国策事業です。
事業の中核となる目標は、工場を無人化して運用するための「フィジカルAIファウンデーションモデル」を開発することです。開発されるAIモデルは、生産のボトルネックや設備の故障など、現場の変動する状況をリアルタイムで判断し、作業の割り当てや生産計画の調整を自律的に行う「工場の頭脳」としての役割を担います。このように開発された技術は、自動車など3社の製造企業の生産ラインを含め、計7つの分野に適用される予定です。
ラオンピープルは、コンソーシアムが開発したフィジカルAIファウンデーションモデルを自動車部品およびロボティクス工場に適用できるよう、異常検知・予知保全・工程最適化など、実戦的なAI技術を実装・実証する役割を担います。
同社は、今回のプロジェクトを足掛かりとして、自社が保有する視覚言語モデル(VLM)およびAIエージェント技術をロボット分野に集約し、ロボットが「見て、判断し、動く」フィジカルAIの事業化を加速させる計画です。特に、VLMとAIエージェントをロボットに直接搭載できるオンデバイス型の「エッジ(Edge)AIボード」として開発し、製造ロボット市場に幅広く供給していく構想です。
フィジカルAIとは、AIがロボットや設備などの物理的な世界を直接認識し、行動させる技術であり、生産全過程の完全な自律化を実現する次世代の中核動力として注目されています。
ラオンピープルの関係者は、「産業用AIビジョン検査とVLM、エージェントベースの自律判断能力を幅広く兼ね備えた企業として、他を圧倒する評価を受けています」とし、「今回の政府事業を通じて実証事例を確保し、国内にとどまらず、グローバルな製造フィジカルAI市場を正面から攻略していきます」と抱負を強調しました。

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