[イーデイリーLee So-Hyun 記者] 韓国を代表する2大プラットフォームであるネイバー(NAVER(035420) )とKakao(035720)の労働組合が、系列会社を分割して運営しながら、主要な意思決定権限は親会社に置き、労使交渉の責任は各法人に委ねている現行の構造を変えるべきだとして、「統合交渉」を共同で求めて動き出しました。ネイバー労組は、統合交渉の要求を拒否した会社側を相手取り、労働委員会の是正手続きにも着手します。
1日、ソウル汝矣島の国会で、IT産業の統合交渉を求める記者会見が行われています。(写真=大韓民国国会政策映像プラットフォームより)
民主労総化学繊維食品産業労働組合は1日、共に民主党のイ・ヨンウ議員室とソウル汝矣島の国会コミュニケーション館で「IT産業統合交渉を求める記者会見」を開き、改正労働組合および労働関係調整法(労組法)の施行後も親会社との実質的な交渉が行われていないとして、政府と国会に制度の補完を求めました。
改正労組法第2条は、労働契約の当事者でなくとも、労働条件を実質的かつ具体的に支配・決定できる地位にある場合は、その範囲内で使用者とみなせるよう、使用者の範囲を拡大しました。去る3月10日から施行されました。
ただし、実際の使用者性については、企業全体を一括して判断するのではなく、労働条件ごとに実質的な支配・決定の有無を精査して認定する仕組みとなっています。雇用労働部は施行に先立ち、関連する判断基準を盛り込んだ解釈指針を発表し、「団体交渉判断支援委員会」も運営しています。
9月9日、京畿道城南市のNAVER 1784で、賃金凍結に反発して部分ストライキを行っているNAVER Zの組合員たちがスローガンを叫んでいます。(写真=連合)
ネイバー支部は去る8月20日、ネイバー本社で統合交渉宣言式を開き、ネイバーと系列会社の共通労働条件を共に議論する交渉を正式に要求しました。
しかし、労組側によると、ネイバーは「系列会社の組合員の労働条件を実質的かつ具体的に支配・決定する立場にはない」という趣旨で回答し、交渉要求の事実公告にも応じませんでした。要求から40日余りが経過したことを受け、労組は来る2日、京畿地方労働委員会に「統合交渉要求事実公告是正申請」を提出することにしました。
ネイバー支部長のオ・セユン氏は、ネイバーが系列会社の株式構造や取締役会の構成、事業・売上への依存度だけでなく、人事異動や福利厚生などの労働条件にも影響力を行使してきたと主張しました。ネイバーの交渉結果が系列会社に適用された事例や、過去に系列会社の交渉にネイバーが直接参加した事例も、使用者性を裏付ける根拠として提示しました。
オ支部長は、「ネイバーが株式の100%を保有し、ネイバーの事業にのみ従属し、売上高の100%をネイバーに依存している系列会社がある」とし、「このような会社に対してさえ、ネイバーが使用者でないとしたら、大韓民国において『黄色い封筒法』上の使用者となり得る元請け企業が果たしてどこにあるのか」と述べました。
労働組合は、「『黄色い封筒法』のA/S」が必要だと強調しました。労働部がすでに解釈指針を策定しているにもかかわらず、現場では使用者性をめぐる争いが長期化する可能性が高いとして、より明確な行政基準を求めました。
また、国会に対しては、今年の国政監査において改正法の施行実態を点検し、必要であれば使用者判定基準と交渉範囲をより具体化してほしいと要請しました。
カカオ労組がカカオ創業以来初めて部分ストライキに突入する中、カカオの組合員たちが6月10日、京畿道城南市のカカオ板橋アジト前でスローガンを叫んでいます。(写真=パン・インゴン記者)
カカオ支部のソ・スンウク支部長は、カカオが事業の分社化や買収・再編の過程において、投資や事業方針、組織改編、系列会社の売却・分割および補償政策などに、グループレベルの意思決定が影響を及ぼしたと主張しました。ソ支部長は、「経営する時は一つの共同体なのに、責任を取る時は互いに別の会社になってしまう」とし、「権限を持つ人が責任の陰に隠れてはならない」と述べました。
ただし、労働組合が主張する統合交渉は、すべての系列会社の賃金や労働条件を完全に統一しようという方式ではありません。 ソ支部長は、「統合交渉は、すべての会社を同じにしようというものではない」とし、「各法人の事業特性と成果を認めつつ、事業の売却・終了に伴う雇用対策や組織再編の影響、事業の失敗に伴う配置転換・再教育など、グループレベルで決定できる共通の事案を共に議論しようという趣旨だ」と説明しました。
ネイバーの労働組合もまた、すべての法人別交渉を一つに統合するのではなく、親会社が実際に決定する共通の議題は統合交渉で、個々の法人が決定権を持つ事案は従来の法人別交渉で扱うという多層的な構造を推進しています。
化学・繊維・食品労働組合は、ネイバーとカカオの統合交渉の要求を、個々の企業の労使問題にとどまらず、IT・ゲーム・プラットフォーム産業全般の交渉構造の改編問題へと拡大する計画です。
現在、化学繊維・食品労組には、ネイバーやカカオをはじめ、ネクソン・NCソフトなど主要なIT・ゲーム企業の労組が加盟しています。去る8月に国会で「IT業界の統合交渉構造の模索に向けた討論会」を開催したのに続き、今回の共同記者会見を契機に、政府と国会に対し制度改善の要求を続けていく方針です。
化学繊維・食品労組のシン・ファンソプ委員長は、「複数の法人に事業組織が分化したIT企業において、実際に意思決定権を持つ主体と交渉できる仕組みを整える必要があります」と強調しました。
今後、最初の試金石となるのはネイバーになる見通しです。ネイバー支部が今月2日、京畿地方労働委員会に是正申請を提出すれば、ネイバーが系列会社の労働条件について、どの範囲まで「実質的かつ具体的な支配・決定権」を行使していると見なせるかが争点として取り上げられるものとみられます。改正労働組合法上、使用者性は個々の労働条件ごとに判断されるため、労働委員会が労働組合が提示した株式保有状況・人事・福利厚生・賃金などの資料をどのように判断するかが鍵となります。
民主労総化学繊維食品産業労働組合は1日、共に民主党のイ・ヨンウ議員室とソウル汝矣島の国会コミュニケーション館で「IT産業統合交渉を求める記者会見」を開き、改正労働組合および労働関係調整法(労組法)の施行後も親会社との実質的な交渉が行われていないとして、政府と国会に制度の補完を求めました。
改正労組法第2条は、労働契約の当事者でなくとも、労働条件を実質的かつ具体的に支配・決定できる地位にある場合は、その範囲内で使用者とみなせるよう、使用者の範囲を拡大しました。去る3月10日から施行されました。
ただし、実際の使用者性については、企業全体を一括して判断するのではなく、労働条件ごとに実質的な支配・決定の有無を精査して認定する仕組みとなっています。雇用労働部は施行に先立ち、関連する判断基準を盛り込んだ解釈指針を発表し、「団体交渉判断支援委員会」も運営しています。
ネイバー労組、ついに労働委員会へ…「40日以上も公告すらしていない」
ネイバー支部は去る8月20日、ネイバー本社で統合交渉宣言式を開き、ネイバーと系列会社の共通労働条件を共に議論する交渉を正式に要求しました。
しかし、労組側によると、ネイバーは「系列会社の組合員の労働条件を実質的かつ具体的に支配・決定する立場にはない」という趣旨で回答し、交渉要求の事実公告にも応じませんでした。要求から40日余りが経過したことを受け、労組は来る2日、京畿地方労働委員会に「統合交渉要求事実公告是正申請」を提出することにしました。
ネイバー支部長のオ・セユン氏は、ネイバーが系列会社の株式構造や取締役会の構成、事業・売上への依存度だけでなく、人事異動や福利厚生などの労働条件にも影響力を行使してきたと主張しました。ネイバーの交渉結果が系列会社に適用された事例や、過去に系列会社の交渉にネイバーが直接参加した事例も、使用者性を裏付ける根拠として提示しました。
オ支部長は、「ネイバーが株式の100%を保有し、ネイバーの事業にのみ従属し、売上高の100%をネイバーに依存している系列会社がある」とし、「このような会社に対してさえ、ネイバーが使用者でないとしたら、大韓民国において『黄色い封筒法』上の使用者となり得る元請け企業が果たしてどこにあるのか」と述べました。
労働組合は、「『黄色い封筒法』のA/S」が必要だと強調しました。労働部がすでに解釈指針を策定しているにもかかわらず、現場では使用者性をめぐる争いが長期化する可能性が高いとして、より明確な行政基準を求めました。
また、国会に対しては、今年の国政監査において改正法の施行実態を点検し、必要であれば使用者判定基準と交渉範囲をより具体化してほしいと要請しました。
カカオも加勢…「経営する時は一つ、責任を取る時は別の会社」カカオ支部も統合交渉の要求に加勢しました。
カカオ支部のソ・スンウク支部長は、カカオが事業の分社化や買収・再編の過程において、投資や事業方針、組織改編、系列会社の売却・分割および補償政策などに、グループレベルの意思決定が影響を及ぼしたと主張しました。ソ支部長は、「経営する時は一つの共同体なのに、責任を取る時は互いに別の会社になってしまう」とし、「権限を持つ人が責任の陰に隠れてはならない」と述べました。
ただし、労働組合が主張する統合交渉は、すべての系列会社の賃金や労働条件を完全に統一しようという方式ではありません。 ソ支部長は、「統合交渉は、すべての会社を同じにしようというものではない」とし、「各法人の事業特性と成果を認めつつ、事業の売却・終了に伴う雇用対策や組織再編の影響、事業の失敗に伴う配置転換・再教育など、グループレベルで決定できる共通の事案を共に議論しようという趣旨だ」と説明しました。
ネイバーの労働組合もまた、すべての法人別交渉を一つに統合するのではなく、親会社が実際に決定する共通の議題は統合交渉で、個々の法人が決定権を持つ事案は従来の法人別交渉で扱うという多層的な構造を推進しています。
ネイバー・カカオを超え、IT業界の交渉構造へ
化学・繊維・食品労働組合は、ネイバーとカカオの統合交渉の要求を、個々の企業の労使問題にとどまらず、IT・ゲーム・プラットフォーム産業全般の交渉構造の改編問題へと拡大する計画です。
現在、化学繊維・食品労組には、ネイバーやカカオをはじめ、ネクソン・NCソフトなど主要なIT・ゲーム企業の労組が加盟しています。去る8月に国会で「IT業界の統合交渉構造の模索に向けた討論会」を開催したのに続き、今回の共同記者会見を契機に、政府と国会に対し制度改善の要求を続けていく方針です。
化学繊維・食品労組のシン・ファンソプ委員長は、「複数の法人に事業組織が分化したIT企業において、実際に意思決定権を持つ主体と交渉できる仕組みを整える必要があります」と強調しました。
今後、最初の試金石となるのはネイバーになる見通しです。ネイバー支部が今月2日、京畿地方労働委員会に是正申請を提出すれば、ネイバーが系列会社の労働条件について、どの範囲まで「実質的かつ具体的な支配・決定権」を行使していると見なせるかが争点として取り上げられるものとみられます。改正労働組合法上、使用者性は個々の労働条件ごとに判断されるため、労働委員会が労働組合が提示した株式保有状況・人事・福利厚生・賃金などの資料をどのように判断するかが鍵となります。