K-pop

イ・スマン氏、16年間構想を練ってきた新技術でK-POPに新たな挑戦…ボーイズグループ・ガールズグループが同時デビュー(総合)

15人組のA2Oソウル、9人組のライトが初お披露目 ユ・ヨンジン流の音楽に、躍動感あふれる群舞が注目を集めています 4DGSで撮影の限界を突破…XRも実現 「差別化だけでは不十分…重要なのは曲」

YUN GI BACK
2026-10-12 17:38:22
[イーデイリー スターinYUN GI BACK 記者] SMエンターテインメントの元総括プロデューサー、イ・スマン氏が、人工知能(AI)と最先端の映像技術を前面に押し出し、K-POP市場に新たな挑戦状を突きつけました。HYBEと結んでいた国内アルバムプロデュースに関する競業禁止契約が終了し、約3年ぶりに国内の新人グループ制作に乗り出した同氏は、音楽やパフォーマンスにとどまらず、コンテンツ制作やファンとのコミュニケーション方法までも変えていくという構想を明らかにしました。
A2Oエンターテインメントのキープロデューサーであるイ・スマン氏が、12日に京畿道高陽市のキンテックスで開催されたA2Oエンターテインメントのアイドルグループグローバルデビューショー「ウェルカム・トゥ・ソウルライト・フロム・A2O・ソウル・A2O・ライト」(WELCOME TO SOULITE From A2O SOUL A2O LITE)で挨拶をしています。(写真=聯合ニュース)

A2Oエンターテインメントのビジョナリーリーダー兼キープロデューサーであるイ・スマン氏は12日、京畿道高陽市一山(イルサン)のキンテックス第2展示場9ホールで開催されたグローバルデビューショー「ウェルカム・トゥ・ソウルライト・フロム・A2O SOUL A2O LITE」(WELCOME TO SOULITE From A2O SOUL A2O LITE)に出席し、A2Oの制作哲学と未来技術を紹介しました。
この日のイベントでは、15人組のボーイズグループ「A2O SOUL(ソウル)」と9人組のガールズグループ「A2O LITE(ライト)」がベールを脱ぎました。 イ・スマン氏がSM時代を共に過ごしたユ・ヨンジン・プロデューサーと再びタッグを組んでお披露目する新人グループであり、両チームは13日午後6時にそれぞれデビュー曲「スーパースター」(SUPERSTAR)と「ネオン」(NEON)をリリースします。
新人ガールズグループ「A2Oライト」が12日、京畿道高陽市のキンテックスで、A2Oエンターテインメントのアイドルグループグローバルデビューショー『ウェルカム・トゥ・ソウルライト・フロム・A2Oソウル・A2Oライト』(WELCOME TO SOULITE From A2O SOUL A2O LITE)のステージを披露しています。(写真=聯合ニュース)

◇ユ・ヨンジン流の音楽と24人によるパフォーマンス…初のステージを公開
最初にステージに上がったA2Oライトは、強烈な音楽と躍動感あふれる群舞で観客の視線を釘付けにしました。デビュー曲「ネオン」はユ・ヨンジンが作曲したエレクトロニック・ダンス曲で、新しい世界と出会い、自分だけの色を作り上げていく少女たちの物語を描いています。ガールズグループでありながら、ボーイズグループに引けを取らない迫力ある動きと力強いパフォーマンスが特徴です。
続いて登場したA2Oソウルは、シンセサイザーを中心とした新しい音楽スタイル「ニュー・シンセウェーブ」(NEW SYNTHWAVE)を打ち出しました。デビュー曲『スーパースター』は、少年たちが共に成長していく過程を描いた曲で、叙情的な雰囲気と躍動的な展開が見事に調和していました。15人のメンバーが息の合った動きを見せる大規模な群舞と、精巧な動線が印象的でした。
両チームは、それぞれ異なる音楽的カラーを見せながらも、抑制の効いた動きの中に強い印象を残すパフォーマンスで、共通の方向性を示しました。特に、従来のK-POPの大規模な群舞を受け継ぎつつも、シンセサイザーを基調とした音楽とダイナミックなステージ演出を組み合わせ、差別化を図りました。
新人ボーイズグループ「A2O SOUL」が12日、京畿道高陽市のKINTEXで、A2Oエンターテインメントのアイドルグループグローバルデビューショー『WELCOME TO SOULITE From A2O SOUL A2O LITE』のステージを披露しています。(写真=聯合ニュース)

2つのグループを一つにつなぐ世界観も公開されました。A2Oは、すべてが完璧に整っているものの、人間の魂や感情が失われつつある世界「A2O コズミック・エピック」(A2O Cosmic Epic)を中心に物語を展開します。
この日公開された映像では、高度に発達した技術によって身体の一部まで代替できる未来社会が登場しました。しかし、豊かな生活とは裏腹に、人々は次第に愛や幸福、生きているという感覚を失っていきます。これらを取り戻すための答えを求めて地球へ向かう物語が、A2Oの世界観の出発点です。
A2O MAYをはじめ、SOULとLIGHTがひとつの世界観でつながる構成となっています。SOULは失われた感情を探し求める少年たちの物語を、LIGHTは新たな光を作り出していく少女たちの物語を、それぞれ担当します。この日公開されたトレーラーでは、日常の中に散らばっていたメンバーたちが、自らの魂を確認し、一つに集まっていく過程を映像で表現しました。
新人ガールズグループA2Oライトが12日、京畿道高陽市のキンテックスで、A2Oエンターテインメントのアイドルグループグローバルデビューショー「ウェルカム・トゥ・ソウルライト・フロム・A2Oソウル・A2Oライト」(WELCOME TO SOULITE From A2O SOUL A2O LITE)のステージを披露しています。(写真=聯合ニュース)

◇「撮影するカメラから創造するカメラへ」…16年間構想を練ってきた技術
イ・スマン氏がこの日、最も力を入れて紹介したものは、新しい映像制作技術である「4Dガウシアン・スプラッティング」(4D Gaussian Splatting・4DGS)です。多数のカメラでアーティストの動きを同時に撮影した後、データを組み合わせ、3次元空間に再構成する技術です。撮影が終わった後も、希望する位置や角度からアーティストの動きを再び見ることができるというのが特徴です。
イ・スマン氏は、「撮影するカメラから、創造するカメラへ」という表現で、技術の変化を説明しました。同氏は、「これまではカメラが見ている場面を記録していましたが、4DGSはアーティストが存在していた時間と空間を、様々な視点のデータとして記録します」とし、「撮影が終わったからといって、カメラの役割が終わるわけではありません」と強調しました。
このような技術的な試みは、約16年前から続いた構想の成果であるとのことです。イ・スマン氏は、過去に少女時代、SHINee、東方神起、BoAなどのミュージックビデオで使用された「マトリックス・カメラ・システム」に言及し、「当時から、写真機ではなくビデオカメラでこれを実現できないかと考えていました」と明かしました。
新人ボーイズグループ「A2O SOUL」が12日、京畿道高陽市のKINTEXで、A2Oエンターテインメントのアイドルグループグローバルデビューショー『WELCOME TO SOULITE From A2O SOUL A2O LITE』のステージを披露しています。(写真=聯合ニュース)

A2O SOULとA2O LITEのミュージックビデオには、4DGSとインフィニット撮影システムが採用されました。サムスン電子との協業を通じて、観客が望む位置や視点からアーティストを鑑賞できる拡張現実(XR)体験も披露されます。
イ・スマン氏は、4DGS技術が今後、AI学習やロボット産業にも活用される可能性があると見通しました。同氏は、「写真が人間の一瞬を、映像が時間の流れを記録したものとすれば、4DGSは人間が存在した現実そのものを記録することができる」とし、「カメラという記録装置の最終形態になる可能性もあると考えています」と述べました。
ファンとアーティストのコミュニケーション方法にも変化が訪れると予告しました。A2Oは、新しいファンコミュニケーションプラットフォーム「ブルーミングトーク」を通じて今月末にビデオ通話機能を導入し、今後はファンとアーティストが共に対話に参加するインタラクティブなライブトークショーも披露する予定です。
A2Oエンターテインメントのキープロデューサー、イ・スマン氏が12日、京畿道高陽市のキンテックスで開催されたA2Oエンターテインメントのアイドルグループグローバルデビューショー「ウェルカム・トゥ・ソウルライト・フロム・A2O・ソウル・A2O・ライト」(WELCOME TO SOULITE From A2O SOUL A2O LITE)で挨拶をしています。(写真=聯合ニュース)

◇技術を前面に押し出しましたが、結局は音楽…イ・スマンの新たな勝負手
イ・スマン氏は、最先端技術の重要性を繰り返し強調しつつも、K-POPの本質は音楽であるという点を明確にしました。
彼は「K-POPグループが歌手と呼ばれる限り、最も重要な出発点は曲です」とし、「従来のK-POPとは違うという感覚も、やはり曲から始まり、ダンスやミュージックビデオ、パフォーマンスへとつながっていかなければなりません」と述べました。続いて「単に違うというだけでは不十分です。 多くの人に好まれ、愛される作品を作り出さなければなりません」とし、「何が違うのかを探そうとするよりも、まずは『良い』という感覚を持っていただきたい」と呼びかけました。
A2Oの今回のデビューは、イ・スマン氏がSM時代に構築した制作システムを、新しい技術環境に合わせて拡張しようとする試みであるという点で意義があります。特に、大規模なボーイグループ・ガールグループを同時にデビューさせ、音楽とパフォーマンスに一つの世界観と最先端の映像技術を融合させた点が特徴です。
何よりも、技術が発展すればするほど、人間の感情と魂の価値を取り戻さなければならないというA2Oの世界観は、イ・スマン氏がこの日強調した文化技術哲学とも通じ合っています。技術によってK-POPの表現領域を広げつつも、音楽と人間の感性を中心に据えるという構想です。

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