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「ダイソーにはないですよね?」1万ウォンのエアフライヤーを投入したイーマート…超低価格の「隙間」を突いた[ルポ]

「ワウショップ」が正式オープン…1万ウォンの特価セールで賑わい 半額チキンと同様に数量を制限した「集客商品」 5000ウォンの上限、ダイソーの隙を突いて 認知度・自己浸食は克服すべき課題です

Han Jeon-jin
2026-10-22 15:03:12
[イーデイリーHan Jeon-jin 記者] 「1万ウォンのエアフライヤーがあるのを見て、少し驚きました。安すぎてちゃんと動くのかと心配になりましたが、E-MART Co., Ltd.(139480) の製品ですし、この価格なら一度買ってみてもいいかなと思いました。ダイソーにもよく行きますが、あそこではこんな家電を見たことがありませんから。」

22日午前、ソウル恩平区のイーマート恩平店6階。この日、正式にオープンした「ワウショップ」で出会った応岩洞在住の50代の主婦Aさんは、「1万ウォン限定特価」の売り場の前でこのように語りました。黄色いテープで囲まれた売り場には、3.5ℓのエアフライヤーやテファルの電気ケトル、キャンプ用シーリングファンランタンの箱が山積みになっていました。 店員の言葉によると、「もともと私の背丈ほど商品が積み上げられていたのですが、開店から1時間でかなりの数が売れてしまいました」とのことです。実際、セルフレジの前には、エアフライヤーや電気ケトルなどの箱を持った客が列をなしていました。

22日、ソウル市恩平区のイーマート恩平店「ワウショップ」のセルフレジ前で、客が1万ウォンの3.5ℓエアフライヤーを手に、会計を待っています。(写真=Han Jeon-jin 記者)

◇ダイソーにはない「1万ウォン家電」…半額チキン方式の限定販売


イーマートがダイソーの隙である「1万ウォン台」に食い込みました。「ワウショップ」は、1000ウォンから1万ウォンまで均一価格で生活用品を販売する超低価格専門店です。昨年12月の試験運営時は5000ウォン以下の商品が中心でしたが、正式運営に合わせて1万ウォン商品を新たに大量に追加しました。 ダイソーが500ウォンから5000ウォンまでの6つの価格帯を堅持しているだけに、単価の高い家電製品は相対的に取り扱いが難しいのです。イーマートは、まさにこの価格帯を、エアフライヤーやコーヒーメーカー、1人用電気毛布といった小型家電で攻略しました。

22日、ソウル市恩平区にあるイーマート恩平店の「ワウショップ」のセルフレジで、お客様がエアフライヤーなどの購入商品を精算しています。 (写真=Han Jeon-jin 記者)
22日、ソウル市恩平区のイーマート恩平店「ワウショップ」で、顧客が1万ウォンの限定特価で販売されている3.5ℓのエアフライヤーを手に取って見ています。(写真=Han Jeon-jin 記者)

1万ウォンの商品は、まるで大型スーパーの「半額チキン」のように、客引きとして大いに役目を果たしました。破格の価格を前面に出しつつ、販売数量を制限する方式です。この日、エアフライヤーは50台限定で販売され、1万ウォンの特価商品は品目に関係なく、1人1点のみ購入可能でした。例えば、エアフライヤーを購入した場合、電気ケトルやシーリングファン、ランタンなどは追加で購入できないという仕組みです。 イーマートが用意した1万ウォン商品は、家電と生活用品を合わせて約100種類あり、品目と数量を分けて売り場に順次並べる計画です。

特価コーナーを通り過ぎて店内に入ると、1000~5000ウォンの生活用品がぎっしりと並んでいました。化粧品やキャラクター文具、ペット用品から、1000ウォンのビタミン剤、専用の陳列棚が設けられた化粧品まで、品揃えは多岐にわたっていました。「ハッピーコール」のフライパンは5000ウォン、「ロック&ロック」の鮮度保持容器は2000ウォンからです。 イーマートは1万2000種余りを新たに開発し、店舗ごとに7000~8000種をラインナップします。開発商品全体の60%は2000ウォン以下です。創業当初は単純な雑貨が中心だった店舗が、生活全般を網羅する超低価格専門店へと生まれ変わりました。

22日、ソウル恩平区のイーマート恩平店6階に正式オープンした「ワウショップ」で、顧客たちが1万ウォン限定の特価商品を眺めています。(写真=Han Jeon-jin 記者)

◇「超低価格=ダイソー」という認識を打破すべき…本店舗と重複する品揃えも課題


ワウショップの勝負の背景には、ダイソーの独走があります。アソンダイソーの昨年の売上高は4兆5363億ウォンで、前年比14.3%増となり、営業利益は4424億ウォンを記録しました。 生活雑貨から化粧品、ファッション、健康機能食品まで領域を広げ、超低価格の需要を取り込みました。大型スーパーが生鮮食品に集中する中、生活用品の需要はダイソーなどの専門店へと分散しました。イーマートは非食品分野の競争力を高めるため、年内に「ワウショップ」の専門店を5店舗に増やし、イーマート・イーマートエブリデイにも「ワウショップゾーン」を設ける予定です。

22日、ソウル市恩平区のイーマート恩平店「ワウショップ」で、顧客たちがキャラクター文房具やペット用品など、超低価格の生活用品を見て回っています。(写真=Han Jeon-jin 記者)

ただし、課題も少なくありません。「超低価格の生活用品といえばダイソー」という認識が定着している状況下で、「ワウショップ」という名称はまだ馴染みが薄いのです。イーマートの看板にふさわしい品質を継続的に示していくことも課題です。安い価格であっても品質に失望すれば、イーマートブランドの信頼までも揺らぐ恐れがあります。1万ウォンの特価商品をどれだけ供給するかも鍵となります。1日数十個の限定販売にとどまってしまうようでは、集客効果も長くは続かないでしょう。

この過程で、スーパー内部でのカニバリゼーション(自己食害)の懸念もあります。「ワウショップ」で販売されるティッシュやキッチン用品、収納用品などは、イーマートの本店の商品と相当数重複しています。プライベートブランド(PB)の「ノーブランド」とも、一部の商品群や価格帯が重なっています。 顧客が既存のイーマートの商品ではなく、ワウショップの低価格商品を購入するにとどまるのであれば、全体的な売上拡大効果は限定的になる可能性があります。イーマートが集客のために複数の店舗にダイソーを導入したように、一つの屋根の下で超低価格店舗同士が顧客を奪い合う可能性もあります。

流通業界の関係者は、「超低価格専門店は、価格を下げるだけでは成功する事業ではなく、商品の回転率や在庫管理、安定した調達能力が裏付けられなければなりません」とし、「イーマートが既存の流通網と購買力を活用して差別化された商品を着実に供給し、既存顧客の購買移動にとどまらず、新たな需要と売上を生み出せるかどうかが、ワウショップ拡大の成否を分けるでしょう」と述べました。

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