イシューと動向

SOSラボ、ロボワールドでLiDARフルスタック技術を公開…ロボット市場への進出

Kim Hyung-il
2026-11-04 10:19:49
[イーデイリーKim Hyung-il 記者]SOS LAB Co., Ltd.(464080)は4日、京畿道高陽のキンテックスで開催された「2026ロボワールド」で、ロボティクス用LiDARと空間知能ソリューションを披露すると発表しました。

京畿道高陽のキンテックスで開催された「2026ロボワールド」で、SOSラボがロボティクス用LiDARと空間知能ソリューションを披露しています。(写真=SOSラボ)


SOSラボは、今回の展示会において、センサーハードウェアから認識ソフトウェアまでを網羅する技術力を武器に、ロボット市場への進出に乗り出します。独自のブースを設け、2D LiDAR「GL-5」の新たな検知機能と3D固定型LiDAR「ML-U190」のデモンストレーションを行うほか、空間知能プラットフォーム「SPADI」を搭載した4足歩行ロボットも公開します。

まず、ロボティクス用2D LiDAR「GL-5」には、新機能である「インディペンデントモード(Independent Mode)」が採用されました。最大3つの検知領域を独立して設定し、複数方向の物体を同時に検知できる機能です。従来の「デペンデントモード(Dependent Mode)」も併せて提供されます。このモードでは、1つの検知領域を最大15レベルに細分化し、精密に物体を検知します。 お客様は、現場の環境や目的に応じて、この2つの方式から選択することができます。

展示会場では、半導体ウェーハ搬送ロボット(OHT)のモックアップにGL-5を搭載し、実際の工程環境における検知プロセスを披露する予定です。GL-5は、前モデルより画角を180度から270度に広げつつ、サイズと重量をそれぞれ半分以上に削減した製品です。価格も前モデルに比べ約70%の水準まで引き下げました。

現場対応機能も強化しました。設定された周期や領域検知、故障などのイベントが発生するたびに、製品内部に動作状態を記録する「内部ロギング」機能を搭載しました。これにより、現場で問題が発生した際に、原因を迅速に把握できるようになりました。SOSラボは、来年第1四半期からGL-5の量産を開始する予定です。

超広角3D固定型LiDAR「ML-U190」も展示します。「ML-U190」は、190度×142度の画角を備えた、都市部の自動運転環境に特化した製品です。ヘッドライトやサイドミラーなど、車両部品の内部に装着できるよう、サイズを小型化しました。ブースでは、LiDARが検知したポイントクラウドデータをリアルタイムで実演します。

LiDAR信号処理ソフトウェアの性能を確認できる体験スペースも設けます。来場者はタッチスクリーンを通じて、人工知能(AI)ベースのカラー化技術や高解像度データの実現、光の滲みの軽減、悪天候環境下での認識データの確保など、ソフトウェア適用前後の違いを直接比較することができます。

フィジカルAIのための空間知能プラットフォーム「Spady」も主要な展示品目です。「Spady」は、マルチモーダルセンサーで収集したデータに基づき、実際の空間を3次元で再構成し、周辺状況を統合的に理解して最適な行動を実行できるよう支援するプラットフォームです。ロボットなどのフィジカルAIハードウェアに直接搭載するエッジデバイスとして実装し、リアルタイム制御性能を確保しました。

さらに、大規模言語モデル(LLM)ベースの推論エンジンを組み合わせることで、現在の状況を理解し、将来の変化を予測できるようにしました。ブースでは、スパディを搭載した4足歩行ロボットを活用し、空間知能ベースの安全パトロンプラットフォームを実演します。

SOSラボがLiDARのハードウェアとソフトウェアを共に強調する理由は、ロボット産業において、周囲の環境を精密に認識し、データを実際の行動につなげる能力の重要性が高まっているためです。フィジカルAIが製造・物流だけでなく、安全やサービスなど様々な現場に広がりつつある中、ロボット部品に対しても、精度や耐久性、価格競争力だけでなく、感覚・認知および学習データ生成能力が求められています。

これに伴い、センサーもまた、測定性能だけでは競争力を確保することが難しくなってきています。校正や診断、センサー融合など、ソフトウェアを組み合わせた統合ソリューションの重要性が高まっている傾向にあります。SOSラボは、今回の展示会において、センサーハードウェアと認知ソフトウェアを一体で提供できる技術力をアピールし、国内外のロボット企業や業界関係者との協力の機会を模索する予定です。

SOSラボのファン・セウン取締役は、「フィジカルAIの時代においては、精密なセンシング技術にとどまらず、収集されたデータを有意義な情報へと変換し、実際の行動につなげるソフトウェア能力が、中核的な競争力として台頭しています」と述べ、「今回の展示会を通じて、LiDARハードウェアと空間認識ソフトウェアを網羅する統合技術力を披露し、ロボティクス市場において新たな協力関係や事業機会を模索していきたい」と語りました。

一方、SOSラボは、スペインのバルセロナで開催された「スマートシティ・エキスポ・ワールド・コングレス(SCEWC)2026」にも参加しました。 同イベントでSOSラボは、LiDARベースの駐車誘導ソリューション「LPGS SPOT」やリアルタイム混雑度分析ソリューション「LCAS QMAP」など、スマートインフラソリューション2種を披露し、韓国国内で蓄積した商用化の経験を基に、グローバルなスマートシティ市場への進出を宣言しました。

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