映画界

「演出に作詞まで?」…『オデッセイ』のエンディング曲に名前を連ねたノーラン

ノーラン、エンディング曲「When I'm Home」の共同作詞 トラヴィス・スコット、ジェームズ・ブレイクらが参加 スコットは劇中で「吟遊詩人」として自ら出演も 古代の古銭と現代のラボのつながりが注目を集めています

YUN GI BACK
2026-08-11 17:09:02
[イーデイリー スターinYUN GI BACK 記者] クリストファー・ノーラン監督が、映画『オデッセイ』において、演出や脚本にとどまらず、「作詞家」としてもその活動範囲を広げました。映画にラッパーのトラヴィス・スコットを吟遊詩人として登場させたのに続き、エンディング曲の制作にも自ら名を連ねました。3000年近く受け継がれてきたホメロスの叙事詩を現代のラップと結びつけようとしたノーラン監督の構想が、映画の外にある音楽にまで及んだことになります。
クリストファー・ノーラン監督。(写真=聯合ニュース)

◇古代の吟遊詩人の役にラッパー…ノーランがスコットを選んだ理由
ピッチフォークやNMEなどの海外メディアによると、『オデッセイ』のエンドクレジット曲「When I’m Home」には、ノーラン監督が共同作詞者として名を連ねています。この曲には、トラヴィス・スコットとジェームズ・ブレイク、そして『オデッセイ』の音楽を担当したルードヴィヒ・イェランソンが参加しました。
5分27秒の「When I’m Home」は、単に映画の終了後に流れるエンディング曲にとどまりません。スコットはホメロスの原典を彷彿とさせる内容を現代的なラップで表現し、ブレイクがコーラスを担当しました。イェランソンの音楽に乗せて、オデュッセウスの長い旅路を貫く「帰郷」の情緒が紡がれています。
ノーラン監督が具体的にどの部分の歌詞を書いたかは明らかになっていません。ただ、彼が共同作詞者として名を連ねているという事実は、『オデッセイ』の音楽もまた、映画の物語と密接に結びついて設計されたことを示しています。
映画『オデッセイ』のOST「When I'm Home」の作曲者リストには、クリストファー・ノーラン監督の名が明記されています。(写真=Melonキャプチャー)

トラヴィス・スコットの役割は、エンディング曲にとどまりません。彼は映画にも直接出演し、トロイア戦争の物語を語る吟遊詩人を演じています。
スコットのキャスティングには、ノーラン監督の明確な意図がありました。ホメロスの『オデッセイア』が文字として読まれるようになる以前、人々の口を通じて伝えられてきた口承詩であったという点に注目したのです。
ノーラン監督はあるインタビューで、スコットのキャスティングについて、「『オデュッセイア』が口承詩として伝承されてきたという事実と、ラップとの類似性を念頭に置いた」と説明しました。古代ギリシャで物語を歌って伝えていた吟遊詩人の役割を、現代の大衆文化におけるラッパーと結びつけたのです。
単に有名なラッパーを映画にカメオ出演させたのとは一線を画しています。ノーラン監督は、現代の観客が詩を通じて物語を伝え、人々の視線を釘付けにする行為を直感的に理解できる人物として、スコットを選んだのです。
実際、スコットは劇中、人々の前でトロイア戦争やオデュッセウスの物語を語ります。古代の物語を現代のラッパーが再び伝えることで、『オデュッセイア』が数千年にわたり口から口へと伝えられてきた方式そのものを、映画の中で具現化したわけです。
映画『オデッセイ』に出演したトラヴィス・スコット。(写真=AP)

◇『テネット』のエンディング曲から『オデッセイ』の俳優・歌手まで
ノーラン監督とスコットさんの縁は、今回が初めてではありません。スコットさんは2020年、ノーラン監督の映画『テネット』のエンディング曲「ザ・プラン」に参加しました。当時もイェランソンが音楽制作に協力していました。
6年ぶりに再会した『オデッセイ』では、コラボレーションの範囲がさらに広がりました。スコットはエンディング曲を歌うにとどまらず、自ら映画に登場し、ノーランは逆に、スコットが参加した曲の共同作詞者として名を連ねました。
結局、『オデッセイ』におけるラップは、映画に付け加えられた流行の仕掛けというよりは、作品のルーツと結びつく媒介として活用されました。古代には吟遊詩人が人々の前で物語を歌い、ノーランはその場所に現代のラッパーを据えたのです。映画が終わった後には、再びスコットの声がエンディング曲へとつながっていきます。
脚本や演出からキャスティング、音楽のコンセプト、そしてエンディング曲の作詞クレジットに至るまで。『オデッセイ』においてノーランが関与した領域は、画面の中だけに留まりませんでした。古代の叙事詩を現代の観客にどう伝えるかという一つのアイデアが、俳優や音楽、そして映画の最後の瞬間まで貫かれています。

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