[イーデイリーKim Hyung-wook 記者] スマックと経営権をめぐる争いを繰り広げているSNTホールディングスに対し、スマックの会計帳簿などを閲覧・謄写できるようにした裁判所の決定が、異議申立手続きにおいても維持されました。
両者の経営権を巡る攻防は、株式の確保や取締役会への参入にとどまらず、社内情報へのアクセスをめぐる法廷闘争へと発展している模様です。
14日、業界によると、昌原地方裁判所は去る12日、SNTホールディングスがスマックを相手取って申し立てた会計帳簿などの閲覧・謄写仮処分に関連し、スマックの異議申し立てを退け、従来の決定を認可しました。
これに先立ち、裁判所は去る3月26日、SNTホールディングスが申請した会計帳簿などの閲覧・謄写仮処分を認容しました。スマックは4月7日、当該決定を取り消し、SNTホールディングスの申請を却下してほしいという趣旨で異議を申し立てましたが、今回も認められませんでした。
SNTホールディングスは、最大株主としてスマックの主要な取引や会計処理などを確認する必要があるとして、会計帳簿の閲覧を求めてきました。会計帳簿の閲覧権とは、一定以上の株式を保有する株主が、会社の財産・経営状態を確認し、取締役の責任追及や株主権の行使などに活用できるよう、商法が認めている権利です。
SNTホールディングスの関係者は、「スマックに対する会計帳簿などの閲覧・謄写請求が正当であったという点が、裁判所の決定を通じて改めて確認された」とし、「スマックは今からでも裁判所の決定を尊重し、会計帳簿などの閲覧・謄写に応じるべきだ」と述べました。
スマック側は、「SNTホールディングスが申請した会計帳簿などの閲覧・謄写仮処分に関連し、当社の異議申立てが却下されたことについて、裁判所の決定を尊重する」とし、「決定の具体的な趣旨と範囲を綿密に検討し、必要な後続措置を講じる」と明らかにしました。
両社の帳簿閲覧をめぐる攻防の背景には、昨年から続く経営権争いがあります。工作機械や産業用ロボット・自動化設備などを生産するスメックは、現代ウィアの工作機械事業買収に向けた資金調達過程で、SNTグループが筆頭株主として参入したことをきっかけに、経営権争いが本格化しました。
SNT側はその後、市場でスメックの株式を継続的に買い集め、昨年末には株式保有の目的も「単純投資」から「経営権への影響」へと変更しました。今年の定時株主総会では、SNT側の人物を取締役会に送り込もうとしましたが、一般株主の投票により現経営陣側の候補者が選任され、その目的は達成されませんでした。
SNTは株主総会後も株式を追加取得しました。SNTホールディングスは先月27日、市場でスマックの株式302万株を追加取得し、SNTモーティブと合算した保有株式比率を25.69%まで引き上げたことを公表しました。
SNT側は持株比率でリードしており、現経営陣は取締役会と一般株主の支持を基盤に経営権を維持している中、SNTが実際の会計帳簿の閲覧を通じてどのような内容を確認し、これを今後の株主権行使にどのように活用するかが、両者の経営権争いの次の変数として浮上する見通しです。