映画界

「台本をお願いします」… ノランに唯一『オデッセイ』の台本を要求したこの俳優

マット・デイモンとトム・ホランドは、脚本が完成する前に出演を決定しました 『テネット』に続きノーラン監督と再会…悪役アンティノオスに変身 退廃美を演出するため、「毛付きパンツ」というアイデアまで提案

YUN GI BACK
2026-08-20 17:48:35
[イーデイリー スターinYUN GI BACK 記者] 「まずは脚本を読んでみます。」
クリストファー・ノーラン監督の新作『オデッセイ』への出演オファーを受けた俳優たちの反応は、そのほとんどが単純明快でした。何も尋ねず、何も問いたださず、「やります」と即答したのです。マット・デイモンやトム・ホランドをはじめとする錚々たる俳優たちが、脚本を読む前から、ノーランという名前だけでこの作品に参加することを決めました。
ところが、ただ一人、ロバート・パティンソンは違いました。「脚本を読んでみたい」と言ったのです。ノーラン監督でさえ予想していなかった反応でした。
映画『オデッセイ』を監督したクリストファー・ノーラン監督。(写真=ユニバーサル・ピクチャーズ)

パティンソンは最近、GQとのインタビューで、ノーランから『オデッセイ』への出演オファーを受けた当時を振り返りました。彼は台本を読むのが当然であるかのように期待感を示しましたが、返ってきたノーランの反応は予想外のものでした。「読みたいって? 他の人はただ『やるよ』って言ったのに」というものでした。
普通の俳優なら、出演の可否を決める前にまず脚本を確認するのが自然です。ところが『オデッセイ』では、正反対の光景が繰り広げられました。 『オッペンハイマー』でアカデミー賞の作品賞と監督賞まで手中に収めたノーランに対する俳優たちの信頼が、それほど絶対的だったということです。実際、トム・ホランドは『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』との撮影日程が重なると、ソニー側に直接日程調整を依頼するほどしてまで『オデッセイ』を選びました。
その中で、パティンソンだけが「脚本確認」という定石を踏んだことになります。とはいえ、ノーランを信用できなかったからでもありません。パティンソンは2020年の『テネット』に出演し、すでにノーランと一度共演していました。 結局、脚本を確認した上で『オデッセイ』に参加し、オデュッセウスが不在の間に、その妻ペネロペに求愛するアンティノオス役を演じました。
脚本は入念に検討しましたが、キャラクター作りの方針はやはり「パティンソンらしく」型破りでした。アンティノオスは、イターカの王座まで狙う傲慢で退廃的な人物です。パティンソンは、こうした虚栄心を視覚的に表現するために、衣装についても積極的にアイデアを出しました。 特に、豪華な毛皮素材の下着を着用し、服の間から毛皮がほんのり見えるようにしようという破格的な提案まで出しました。実際の映画ではそのまま実現されませんでしたが、パティンソンは「毛皮のパンツ、それこそが『オデッセイ』だ」といった冗談まで飛ばしました。GQによると、彼はアンティノオスを演じるにあたり、『カジノ』のジェームズ・ウッズのキャラクターなどからもインスピレーションを得たそうです。
ノーラン監督に唯一「脚本を先に読みたい」と伝えていた俳優が、いざ撮影に入ると誰よりも大胆なアイデアを次々と繰り出したわけです。『テネット』に続き、2度目となるノーランの世界に乗り込んだパティンソン。今回も、決して平凡な形で参加したわけではありませんでした。

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