テクノロジー

コアラインソフト、英国のオプテラムと肺結節AIで提携…北米事業の拡大に期待

FDA承認の肺結節CADe、オプテラムの「LungOS」との連携を推進 米国の商用プラットフォームで「検出」を担当…リスク評価・患者管理まで

KIM SAE-MI
2026-08-21 08:06:02
[イーデイリーKIM SAE-MI 記者]Coreline Soft Co., Ltd.(384470)が、グローバルな肺がん医療AI企業であるオプテラム(Optellum)と提携し、肺結節AI事業の範囲を単純な検出からリスク評価や患者管理にまで拡大します。今回の提携により、コアラインソフトが北米の肺がん診療ワークフロー市場に参入できる接点を拡大したという点で注目されます。

オプテラムは去る13日(現地時間)、自社の「LungOS」プラットフォームを通じて、コアラインソフトのFDA承認済み肺結節検出機能を提供する方向で協力を推進する方針であると発表しました。(資料=オプテラム)

オプテラム「LungOS」にAIを連携…米国の肺結節診療の「最初の関門」を担う

20日、医療AI業界によると、コアラインソフトはオプテラムと、肺結節の診療経路を中心に、肺がん・胸部診療分野におけるAI協力を拡大するための協力意向を明らかにしました。

両社は、コアラインソフトの米国食品医薬品局(FDA)承認済みの肺結節コンピュータ支援検出(CADe)ソフトウェア「AVIEW Lung Nodule CAD」と、オプテラムのAIベースの胸部診療プラットフォーム「LungOS」を連携させる案を推進します。

オプテラムは、肺結節のリスク評価と患者管理に特化した英国オックスフォードに拠点を置く医療AI企業で、米国ヒューストンのテキサスメディカルセンターにも拠点を構えています。 主力製品である「バーチャル・ノジュール・クリニック」(Virtual Nodule Clinic・VNC)と「肺がん予測AI」(Lung Cancer Prediction AI・LCP)を通じて、肺結節患者のがんリスクを分析し、高リスク患者の優先順位付けやその後の診療を支援します。

これに先立ち、オプテラムは去る13日(現地時間)、自社のLungOSプラットフォームを通じて、コアラインソフトのFDA承認済み肺結節検出機能を提供する方向で協力を推進する方針であると発表しました。この協力が具体化されれば、コアラインソフトの技術が、オプテラムの米国における肺結節診療プラットフォームにおいて、患者診療の出発点となる「検出」機能を担うことになります。

肺結節の発見からリスク評価・追跡管理まで

コアラインソフトが担う役割は、胸部CTから肺結節を見つけ出すことです。その後、オプテラムのコンピュータ支援診断(CADx)が結節の悪性可能性を評価し、患者ごとのリスク度に応じて診療の優先順位を決定した後、経過観察へとつなげます。両社の技術が連携されれば、「肺結節の検出→リスク評価→優先順位の設定→経過観察」へと続く一連の診療フローを構築することが可能になります。

肺結節は、発見後、結節の大きさや形状などを分析して肺がんの可能性を判断し、リスク度に応じて追加検査や経過観察、専門診療へとつなげる必要があります。特に、他の目的で胸部CTを撮影した際に偶然肺結節が発見された患者は、肺がん検診の対象者として管理されていた患者ではないため、その後の管理過程で見落とされる可能性があります。米国では、毎年160万人以上で偶然肺結節が発見されていると報告されています。

オプテラムのVNCは、米国とオーストラリアにおいて、偶発的に発見された肺結節を対象に承認を受けており、欧州連合(EU)や英国、スイスでは、検診で発見された肺結節と偶発的に発見された肺結節の両方に使用できるよう、関連する認可を確保しています。 米国では、LCPが保険給付制度とも連携しています。オプテラムは、これらの機能を「LungOS」というプラットフォームへと拡張し、肺結節の発見からリスク評価、患者管理までを結びつける統合型の肺がん診療体制を構築しています。

単体のAI販売からプラットフォームへ…事業競争力の向上
コアラインソフトの立場からすれば、今回の協業は単なる技術の結合以上の意味を持ちます。従来は「A-View Lung NODULE CAD」を病院に直接供給する個別製品事業が中心でしたが、今回の協力が具体化されれば、オプテラムの「LungOS」を通じて、現地の病院における実際の診療プロセスに自社のAIを供給するプラットフォーム型ビジネスモデルへと拡張することが可能となります。 オプテラムが米国の医療機関を対象に構築した肺結節のリスク評価・患者管理プラットフォームに、コアラインソフトの検出技術が組み合わされる仕組みです。

最近、医療AI市場も、単一のアルゴリズムによる競争から、診療全般を網羅するプラットフォーム競争へと重心が移りつつあります。 以前は特定の病変をどれほど正確に検出・診断できるかが鍵でしたが、最近では、検出や診断、患者の分類、フォローアップ管理など、異なる機能を一つの診療プロセスとして結びつけられるかどうかが、事業の競争力として浮上しています。病院の立場からすれば、AIを単なる読影補助ツールとして使用するにとどまらず、実際の患者管理や診療効率の改善につなげることができるからです。

コアラインソフトは、ドイツの「ハンゼ」(HANSE)、フランスの「インパルスィオン」(IMPULSION)、イタリアの「リスポ」(RISP)など、主要な肺がん検診プロジェクトに参加し、胸部CTに基づく肺がん検診の経験を蓄積してきました。 「AVIEW」は、19カ国300以上の機関で、300万件以上の実際の臨床事例に使用されました。

コアラインソフトのキム・ジングク代表は、「コアラインソフトが蓄積してきた胸部CTに基づく肺結節検出および肺がん検診のワークフローの経験と、オプテラムの肺結節リスク評価・管理ワークフローを連携させる」とし、「より効率的で拡張性の高い肺がん診療モデルに貢献できるものと期待しています」と述べました。

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