韓国で44番目の新薬「ラティカ」が登場食品医薬品安全処は去る8日、GLファームテックとアジュ製薬が共同開発した「ラティカ点眼液5%(レコプラボン水和物)」を、国内開発44番目の新薬として承認しました。これは、韓国の製薬会社が独自に開発した初のドライアイ治療薬です。
ラティカは、成人のドライアイ患者の損傷した角膜および結膜の表面を改善する点眼薬です。主成分であるレコプラボン水和物が、眼球表面の粘液分泌を促進して涙膜を安定させ、損傷した組織の回復を助けます。 不足している涙を直接補充する人工涙液とは異なり、粘液の分泌を増やして涙膜そのものを安定させる点が特徴です。水分と油分、粘液層がバランスを取って初めて、涙も眼の表面に長く留まることができるからです。
開発には約9年を要しました。GLファームテックは2017年に東亜STから候補物質を導入した後、臨床開発を主導し、アジュ製薬と共に品目許可まで完了しました。外部から導入した初期の候補物質を長期にわたり開発し、実際に販売可能な新薬として完成させたことになります。
「ラティカ」の承認により、今年誕生した国産新薬は3つに増えました。これに先立ち、キュロセルのCAR-T治療薬「リムカト」とデュケムバイオの前立腺がん診断用放射性医薬品「プロスタビュー」が、それぞれ国内開発第42号および第43号の新薬として承認されました。
もちろん、品目承認がすぐに売上につながるわけではありません。今後は、生産や発売の準備、流通網の確保、薬価など、その後の手続きが残っています。国内のドライアイ治療薬市場が5000億ウォン前後と推計される中、人工涙液や既存の抗炎症治療薬が主導してきた市場において、「ラティカ」が新たな治療選択肢として定着できるかどうかが注目点です。
サムスンバイオの労使、事後調整開始から2日後に再び対立長期化しているサムスンバイオロジクスの労使対立は、今週も解決の糸口を見出せませんでした。労使は去る8日、仁川地方労働委員会で初の賃金・団体協約(賃団協)事後調整会議を開きましたが、2日
後に議事録の公開をめぐる攻防に入りました。
事後調整とは、労働争議の調整が終了した後も合意に至らなかった労使に対し、労働委員会が改めて仲裁を行う手続きです。双方が参加に同意して初めて進められます。サムスンバイオロジクスの労使が公式な交渉の席に再び着いたのは、去る5月の労使政対話以来、109日ぶりでした。
労使は追加交渉を経て、第2回事後調整を続けることにしました。賃金や業績給をはじめ、労働組合が提示した団体協約要求案44条項を最初から改めて検討し、会社としても受け入れがたい要求については具体的な理由を説明することにしたのです。これに伴い、10日から11日にかけて集中交渉を行った後、来る15日に第2回事後調整に臨む予定でした。
しかし、第1回調整が終了した後、労働組合が会議の内容をまとめた資料を役職員やマスコミに公開したことで、再び対立が表面化しました。会社側は、労働組合が一部の発言を実際の議論とは異なる形で伝えたと主張しました。また、労働組合が会社や代表取締役を相手取り、不当労働行為など様々な法的手続きを進めている状況下では、正常な交渉を続けることは難しいという立場も示しました。
会社は結局、15日に予定されていた第2回事後調整を延期するよう、仁川地域労働委員会に要請しました。これに伴い、10~11日に開かれる予定だった集中交渉も中止されました。当初取り沙汰されていた秋夕(チュソク)前の賃金・団体協約の妥結の可能性も不透明になりました。仁川地域労働委員会は、来る14日に両者と今後の事後調整の日程について改めて協議する見通しだと伝えられています。
労組は、議事録を組合員や役職員と共有することは、これまで続けてきた通常の労組活動であり、内容を歪曲していないと反論しました。議事録の公開を理由に、その後の交渉を先送りした会社側の対応を理解しがたいという立場です。
サムスンバイオロジクスの労使は昨年末から賃金・労働条件交渉を進めてきましたが、合意点を見いだせませんでした。労働組合は去る4月の部分ストライキに続き、5月には創業以来初の全面ストライキを実施しました。その後も、時間外・休日勤務の拒否など、遵法闘争を続けてきました。