[イーデイリーKim Hyun-ah 記者]Kakao(035720)は、社内AIアシスタント「ワークメイト(Workmate)」を通じて、複数のAIが連携し、会議日程の調整から会議室の予約までを処理する体制を構築しました。
AIが実際の業務システムを変更する前に実行案を保存して承認を得て、承認後はAIが内容を再判断することなく、確認済みの実行案を処理する点が特徴です。業務の自動化とともに、誤った実行や権限の乱用を防ぐよう設計されています。
14日に開催されたカカオの開発者イベント「if(kakao)2026」で、キム・ドンフン(ジャックジャック)・ユン・ホセ(ヘイオ)両開発者が、社内AIアシスタント「ワークメイト:」の設計と動作方式を紹介しました。
社員が会議の日程をリクエストすると、「ワークメイト:」は出席者を確認し、勤務スケジュールや既存のカレンダーを照らし合わせて、全員が都合の合う時間を探します。その後、会議室の予約可否を確認し、実行案を記載した確認カードを発行します。ユーザーが承認すると、実際の予約が行われます。
キム・ドンフン開発者は、「会議を1つ設定するだけでも、組織図から人物を探し、勤怠情報から出勤や在宅勤務を確認し、カレンダーで空き時間を合わせた上で、初めて会議室システムで部屋を予約できる」とし、「ワークメイトはユーザーの代わりにこれらのシステムを行き来する」と説明しました。
カカオAI社内アシスタント(エージェント)「ワークメイト:」
当初は既存のシステムごとにAIを分けていましたが、出席者の勤務状況とカレンダーを併せて確認する必要がある点を考慮し、勤怠とスケジュールを一つの業務領域としてまとめました。
キム開発者は、「重要なのは、共同で判断すべき業務とルールを基準に、境界を再設計したということです」と述べました。
AI同士で業務をやり取りする際には、A2A(Agent-to-Agent)規格を活用しています。各AIの業務内容や呼び出し方法を記載した「エージェントカード」を登録すると、作業を調整するAIがこれを確認し、適切なAIを選択します。これにより、異なる部署が開発したAIでも、共通規格に合わせて連携させることができます。
社員が普段使用している呼称を社内アカウントと連携させる機能も用意しました。「ワークメイト」は、社員のプロフィールや自己紹介、業務上の会話などを活用して呼称を推論し、アカウントIDや本名・発音など様々な情報を検索して、リクエストに合致するユーザーを見つけ出します。
開発したAIをすぐに接続できるわけではありません。カカオは検証ツールを通じて、認証情報やリクエスト・レスポンスの形式、承認状態などを確認します。書き込み機能を持つAIについては、承認手続きやリクエストの再送信に伴う重複実行の防止対策も点検します。
キム開発者は、「予約API(アプリケーション・インターフェース)を直ちに呼び出さず、保留状態にします」と説明しました。承認後にAIが予約内容を再判断するプロセスを設けないことで、ユーザーが確認した内容と実際の実行との間の差異を最小限に抑えようとするものです。
参加者が追加されるなど条件が変わった場合は、既存の処理を中断し、修正された内容で確認カードを再発行します。変更された予約は、再承認を受ける必要があります。
AIごとの権限も制限します。各AIには、呼び出し対象の業務に必要な権限のみが含まれた専用トークンを渡します。スケジュール担当のAIが、会議室予約に必要な権限を持たずに予約機能を呼び出した場合、システムがリクエストを拒否する仕組みです。
キム開発者は、「呼び出し対象に必要な権限のみを付与しなければならない」と強調しました。業務ごとのAIの役割を分担するにとどまらず、承認手続きと権限管理を併せて適用することで、誤った実行や権限の乱用、重複処理を防ぐという趣旨です。
AIが実際の業務システムを変更する前に実行案を保存して承認を得て、承認後はAIが内容を再判断することなく、確認済みの実行案を処理する点が特徴です。業務の自動化とともに、誤った実行や権限の乱用を防ぐよう設計されています。
14日に開催されたカカオの開発者イベント「if(kakao)2026」で、キム・ドンフン(ジャックジャック)・ユン・ホセ(ヘイオ)両開発者が、社内AIアシスタント「ワークメイト:」の設計と動作方式を紹介しました。
社員が会議の日程をリクエストすると、「ワークメイト:」は出席者を確認し、勤務スケジュールや既存のカレンダーを照らし合わせて、全員が都合の合う時間を探します。その後、会議室の予約可否を確認し、実行案を記載した確認カードを発行します。ユーザーが承認すると、実際の予約が行われます。
キム・ドンフン開発者は、「会議を1つ設定するだけでも、組織図から人物を探し、勤怠情報から出勤や在宅勤務を確認し、カレンダーで空き時間を合わせた上で、初めて会議室システムで部屋を予約できる」とし、「ワークメイトはユーザーの代わりにこれらのシステムを行き来する」と説明しました。
業務別にAIが役割分担…A2Aで連携「ワークメイト:」は、1つのAIがすべての業務を処理するのではなく、スケジュールや会議室の予約など、業務領域ごとにAIを分担させました。全体の作業を調整するAIがリクエストを細分化し、各業務を担当するAIに順番に仕事を割り当てる方式です。
当初は既存のシステムごとにAIを分けていましたが、出席者の勤務状況とカレンダーを併せて確認する必要がある点を考慮し、勤怠とスケジュールを一つの業務領域としてまとめました。
キム開発者は、「重要なのは、共同で判断すべき業務とルールを基準に、境界を再設計したということです」と述べました。
AI同士で業務をやり取りする際には、A2A(Agent-to-Agent)規格を活用しています。各AIの業務内容や呼び出し方法を記載した「エージェントカード」を登録すると、作業を調整するAIがこれを確認し、適切なAIを選択します。これにより、異なる部署が開発したAIでも、共通規格に合わせて連携させることができます。
社員が普段使用している呼称を社内アカウントと連携させる機能も用意しました。「ワークメイト」は、社員のプロフィールや自己紹介、業務上の会話などを活用して呼称を推論し、アカウントIDや本名・発音など様々な情報を検索して、リクエストに合致するユーザーを見つけ出します。
Claude Code用の開発ツールも提供しますカカオは、他の部署でも業務用AIを開発し、「ワークメイト:」に接続できるよう、Anthropic社のAI開発ツールである「Claude Code」用のスキルと開発ドキュメントを提供します。開発者は共通の構造を活用して基本フレームワークを作成し、必要な業務機能を追加することができます。Java Spring環境で活用できる実行ライブラリもサポートしています。
開発したAIをすぐに接続できるわけではありません。カカオは検証ツールを通じて、認証情報やリクエスト・レスポンスの形式、承認状態などを確認します。書き込み機能を持つAIについては、承認手続きやリクエストの再送信に伴う重複実行の防止対策も点検します。
承認された実行案として処理…AIごとの権限制限「ワークメイト」は、実際の業務システムの情報変更作業を直ちに実行しません。予約された実行案を確認カードに保存し、ユーザーが承認すると、あらかじめ定められたツールとパラメータで作業を再開します。
キム開発者は、「予約API(アプリケーション・インターフェース)を直ちに呼び出さず、保留状態にします」と説明しました。承認後にAIが予約内容を再判断するプロセスを設けないことで、ユーザーが確認した内容と実際の実行との間の差異を最小限に抑えようとするものです。
参加者が追加されるなど条件が変わった場合は、既存の処理を中断し、修正された内容で確認カードを再発行します。変更された予約は、再承認を受ける必要があります。
AIごとの権限も制限します。各AIには、呼び出し対象の業務に必要な権限のみが含まれた専用トークンを渡します。スケジュール担当のAIが、会議室予約に必要な権限を持たずに予約機能を呼び出した場合、システムがリクエストを拒否する仕組みです。
キム開発者は、「呼び出し対象に必要な権限のみを付与しなければならない」と強調しました。業務ごとのAIの役割を分担するにとどまらず、承認手続きと権限管理を併せて適用することで、誤った実行や権限の乱用、重複処理を防ぐという趣旨です。