[イーデイリーKim Se-yeon 記者] インターネット専門銀行のKバンクが、第4四半期に低コスト商品である「パーキング口座」と「グループ口座」の拡大に注力しています。競合他社であるカカオバンクに比べて貸出金利が高いにもかかわらず、預金金利も高く設定されているため、純金利マージン(NIM)はむしろ低い状況にあるからです。
8日、金融業界によると、Kバンクの今年第3四半期の累計純金利マージン(NIM)は1.60%で、上半期(1.59%)より0.01ポイント上昇しました。 カカオバンクの第3四半期のNIMも2.15%で、前四半期(2.13%)より0.02ポイント上昇しました。両行とも利ざやが改善されましたが、Kバンクにとっては預金調達コストの負担を軽減することが依然として急務となっています。
両行の資金調達環境は、平均預金金利に表れています。 第3四半期の累計基準で、Kバンクの平均預金金利は2.31%となり、カカオバンク(1.88%)より0.43%ポイント高くなりました。同期間の平均貸出金利は、Kバンクが4.46%、カカオバンクが4.41%でした。貸出金利の差は大きくありませんが、預金を確保するためにかかるコストにはかなりの差があることになります。
これに伴い、累積預貸金利差は、Kバンクが2.15%ポイント、カカオバンクが2.53%ポイントとなりました。ただし、預貸金利差だけで銀行の利子収益性をすべて説明することは困難です。NIMは、預金以外の調達コストや有価証券運用収益、預貸率、資産構成などの影響も受けます。
Kバンクとしては、顧客に競争力のある金利を提供しつつ、収益性も確保しなければならないという課題があります。預金金利を引き上げれば、顧客や資金を誘致する上で有利ですが、確保した資金を適切な収益率で運用できなければ、利ざやの負担として跳ね返ってくる可能性があるからです。
仮想資産事業者の預託金についても、こうした資金調達・運用構造の中で検討する必要があります。Kバンクが公表した、仮想資産事業者関連の影響を除いた第3四半期の累計NIMは1.92%で、上半期(1.96%)より0.04ポイント低下しました。 一般のNIMが同期間に小幅に上昇したのとは異なる動きであり、仮想資産事業者関連の要因を除いた利ざや収益性は、やや弱まった様子が見られます。
ただし、仮想資産事業者の預り金には、定期預金よりも低いコストで資金を調達できるという利点があります。 Kバンク関係者は、「現在、1年満期の定期預金金利が年3%台であるのに対し、アップビットの預り金に支払う金利は年2%台前半」とし、「アップビットの預り金も要求払預金の性質を持つため、定期預金と比較すると相対的に低コストな預金に該当する」と説明しました。
鍵となるのは安定性です。仮想資産事業者の預金は、市場の取引や投資家の資金移動などの影響を受けるため、銀行が独自に規模を調整することは困難です。これを補完できるよう、日常的な金融取引に基づいた預金を着実に確保することが重要です。
Kバンクは、パーキング口座やグループ口座などを通じて、預金基盤を広げていく計画です。Kバンクの関係者は、「プラスボックスやグループ口座など、低コストの預金を拡大することが、調達コストの引き下げやNIMの改善に役立つでしょう」と述べました。