[イーデイリーKIM SAE-MI 記者]Lunit Inc.(328130)は、国家プロジェクトとして開発中の医療特化型人工知能(AI)ファウンデーションモデルを活用した初のハッカソンを開催し、応用サービスの発掘に乗り出しました。
ルニットは26日、科学技術情報通信部と情報通信産業振興院(NIPA)が後援する「医療特化ファウンデーションモデル・ハッカソン」を、去る21~22日にソウル江南区のルニット本社で開催したと明らかにしました。
今回のイベントは、ルニットが科学技術情報通信部の国家戦略事業である「人工知能特化ファウンデーションモデル」プロジェクトを通じて開発した「L2-preview」の活用可能性を検証し、医療分野における応用事例を発掘するために企画されました。AI開発者や大学生・大学院生、臨床医、エンジニアなどで構成された15チーム、計70名余りが参加しました。
参加チームには、L2-previewを活用した医療Q&Aシステムや健康管理チャットボットの開発、ベンチマークなどの課題が与えられました。ベンチマーク課題では、すべての参加チームが同一の医療・健康管理関連の質問に回答し、回答の質を点数化して性能を比較しました。
健康管理チャットボットの課題では、一般市民を対象とした質疑応答サービスの活用可能性に焦点を当てました。臨床医やファウンデーションモデルの開発チームが審査員として参加し、ベンチマークの性能や医学的な正確性、実際のサービスでの活用可能性などを評価しました。
イベント期間中、ベンチマークの結果をランキング表として公開し、参加チームが成果物を継続的に改善できるよう配慮しました。OpenAIは、大会の運営と表彰のために、ChatGPT Proの利用権とアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)の使用クレジットを提供しました。
ベンチマーク賞はAIMチームが受賞しました。AIMチームは、主要な医科学ベンチマークで高い性能を記録しました。
臨床現場への適用可能性を評価したフロンティア賞は、「ナルリプハン・ウィゴビ」チームが受賞しました。同チームは、医療特化データで学習されたファウンデーションモデルとナレッジベース検索システムを活用してサービスを開発しました。
ルニットは、今回のハッカソンで生まれた優れた成果を、実際の医療現場での検証につなげる計画です。病院などの協力ネットワークを活用して、臨床検証や技術支援の機会を提供し、実際の病院環境での実証を経て、その後の研究開発(R&D)へと連携させる予定です。
ルニットの最高AI責任者(CAIO)であるユ・ドングン氏は、「医療AIのエコシステムにおいては、単にモデルを公開するにとどまらず、開発者と臨床医が一堂に会して直接検証し、共に作り上げていく場が必要です」と述べ、「今回のハッカソンで確認されたアイデアや活用事例が、実際の医療現場へとつながるよう支援してまいります」と語りました。