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AIは「経験」を生み出せない…月1000万ウォンを稼ぐネイバー・スペシャルメイトのノウハウ

8月のスペシャルメイト、レトロゲーム『クチト』・フード『マンディ』 AIでリサーチ・表現力を補完…「依存して記事を量産してはならない」 直接の経験が競争力…「情報ではなく『自分』を見つけられるようにすべき」

Lee So-Hyun
2026-08-28 14:26:43
[イーデイリーLee So-Hyun 記者] 人工知能(AI)が情報を検索し、文章を整理することまで代行する時代において、コンテンツクリエイターたちはむしろ「直接体験したこと」の価値がより高まったと口を揃えました。AIがメニュー表の情報を整理したり、ゲーム情報を要約したりすることはできても、実際に食べてみた味やゲームをプレイして感じた不便さ、その過程で生じた感情までは代用できないということです。

28日、ネイバー(NAVER(035420) )の8月スペシャルメイトに選定された「クチトのレトロゲームライフ」と「マンディの食ブログ」は、書面インタビューで、AIを創作の補助ツールとして活用しつつも、結局のところクリエイターを差別化するものは、人だけが持つ経験と視点であると強調しました。現在、ネイバーAIブリーフィングでの引用数は、クチトが642万回、マンディが1518万回に達しています。

8月のNAVERスペシャルメイトに選定されたブログ「クチトのレトロゲームライフ」の作業室の様子(写真=NAVER)


「AIに文章を任せるより、人の経験と組み合わせるべき」

AI時代、コンテンツ制作者たちはAIをどのように活用しているのでしょうか。レトロゲームコンテンツを制作するクチト氏は、表現力を高めたり画像を生成したりするなど、一部の作業にAIを活用しています。しかし、AIがコンテンツ制作全般を代行する方式については一線を画しました。クチト氏は、「AIを使うこと自体は肯定的に見ていますが、これに全面的に依存して、検討もせずに記事を量産することには同意できません」と述べました。

同氏が注目しているのは、AIが提供する情報と、人が実際に経験したことの融合です。同じゲームを取り扱う場合でも、実際にプレイして感じた不便さや自分なりのノウハウがあってこそ、読者が求めるコンテンツになるという説明です。

クチト氏は、「人が実際に経験し、不便だと感じたことに対して、人々は関心を寄せようとするものです」とし、「AIならではの、人間には見えない視点と、人が実際に経験した体験談が融合し、実際に不便な点を解決してくれることこそが、AIをうまく活用することだと考えています」と述べました。

フードコンテンツを制作するマンディ氏もまた、AIが個人クリエイターの作業効率を高めてくれるツールであるという点については認めました。リサーチ過程で見落としがちな部分を補完し、コンテンツの構成を固める際に活用できるということです。

ただし、マンディさんは「AIが効率的なリサーチや構造化を助けてくれることはあっても、そこに込められる物語の温かみだけは、私の真心で満たそうとしています」とし、「私ならではの差別化された視点と経験を重ね合わせ、代替不可能なコンテンツを作り上げていくことが、クリエイターとしての課題だと考えています」と語りました。

8月にNAVERスペシャルメイトに選定されたブログ「マンディの食ブログ」のアトリエの様子(写真=NAVER)

メニュー表はAIでも読み取れますが、「味と気分」は直接体験しなければなりません

彼らが考えるAI時代のクリエイターの役割も似通っていました。単なる情報伝達よりも、誰が直接体験して伝えるかが重要になってきているということです。

グルメコンテンツを例に挙げたマンディ氏は、AIが製品情報やメニュー構成を完璧に整理したとしても、実際に料理を食べた時に感じる味や気分まで作り出すことは難しいとの見解を示しました。同氏は「私の役割はより単純で明確になりました」とし、「より鮮やかな体験を読者に伝え、共感を得ること」だと語りました。

コンビニの新商品を一つ紹介するだけでも、その過程そのものがコンテンツになります。アプリで在庫を確認し、直接店舗を訪れる過程から、商品を一口かじった時の反応、食べ物の断面を間近で撮影した写真に至るまで、人が直接動いてこそ得られる情報です。

マンディは今後も、このような形式のコンテンツを貫くつもりです。彼は、「直接体験した100%リアルなレビューと多様な視点を通じて、『この人がおすすめするなら、信じて食べてみてもいいだろう』という信頼を与えることが、クリエイターの最も重要な役割だと信じています」と強調しました。

クチト氏は、ここからさらに一歩踏み込み、AI時代にはクリエイター個人のブランドが重要だと見ています。彼は、「AIには代えられない『私』というブランドを確固たるものにすべきだと考えています」とし、「情報を探しに来るのではなく、『私』を直接検索して見つけてくれるブログにしなければ、AI時代において差別化されたネイバーブログのクリエイターにはなれないと思います」と語りました。

8月にネイバー・スペシャルメイトに選定されたブログ「マンディの食ブログ」のコンテンツ記事(写真=ネイバー)


「スピードよりオリジナリティ」…メイト選定がもたらした確信

AIがコンテンツ制作のスピードを向上させるにつれ、自ら足を運び、現場で創作する方式に対する悩みも深まりました。マンディさんもかつて、自身のやり方を振り返ったと語りました。AIを活用して短時間でコンテンツを作成する事例が増える中、自ら店舗を訪れて商品を購入し、撮影し、サムネイルや文章の一語一語まで手をかける方式に、依然として競争力があるのか疑問に思ったというのです。

マンディさんは、「直接店舗を訪れて購入し、撮影し、サムネイルや文章の一語一語に至るまで手間をかけて作ることは、決して時間が余っているからではありません。自分のコンテンツに『真心』を込めているからです」と述べつつも、「『真摯に現場を駆け回ることには、果たして意味があるのか』と揺らぐこともありました」と打ち明けました。

NAVERメイトへの選出は、こうした悩みに対する一種の答えとなりました。彼女は「メイトに選ばれたという知らせを聞いて、『自分のやり方は正しかった』という自負心を取り戻し、小手先の手法やスピードよりも、直接体験しながら積み重ねてきたクリエイターとしてのオリジナリティが、結局はより深い価値を持つという確信を得ました」と語りました。

8月にNAVERスペシャルメイトに選定されたブログ「クチトのレトロゲームライフ」のコンテンツ記事(写真=NAVER)

クチトさんもまた、メイト・プログラムが継続的な創作のためのモチベーションになったと評価しました。 コンテンツをコツコツと作り続けても、方向性が正しいかどうか確信が持てず、明確な報酬がなければ、いわゆる「ブログ倦怠期」に陥る可能性がありますが、プラットフォームからの公式な認定と報酬が、これを克服するきっかけになったと説明しています。クチトさんは、「ネイバー・メイトに選定されたことはモチベーションとなり、今やブロガーも一つの職業になり得ることを実感しました」と語りました。

一方、「NAVERメイト」は、独自の経験や専門性に基づいてコンテンツを制作するカフェやブログなどで活動するクリエイターを発掘・支援するプログラムです。活動中のメイトの中から毎月「スペシャルメイト」を選定して紹介し、創作活動に対して月1000万ウォン規模の支援金を提供しています。AIによってコンテンツ制作のハードルが下がった中、直接の経験と独自の視点を持つクリエイターを育成し、コンテンツのエコシステムを強化しようという趣旨です。

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