企業·産業

SKハニックの労働組合「現金の代わりに株式を受け取れない」…賃金・団体交渉が再び白紙に戻る

正職員1万5045人が投票…反対50.08%で否決 賛否はわずか25票差…技術事務職は賛成66% 正社員の労働組合が追加交渉…PSの自社株支給について再協議する見通し

SOYEON KIM
2026-08-25 17:18:03

[イーデイリーSOYEON KIM 記者] SKハイニックスの今年の賃金・団体交渉が、暫定合意案の否決により再び白紙に戻りました。約2ヶ月間にわたり労使が協議してまとめた合意案が、生産職の労働組合員による投票で否決された中、賛否の票差はわずか25票にとどまりました。人工知能(AI)向けメモリの需要が急増し、過去最高水準の業績を上げています。そのような状況下で、業績給の支給方式をめぐる労使間の対立が続いているようです。

25日、業界によると、SKハイニックスの専任職(生産職)労働組合が去る24日から同日午前9時まで実施した賃金・団体交渉暫定合意案の電子投票の結果、反対50.08%で否決されました。 賛成率は49.92%(7510人)で、賛否の票差はわずか25票でした。全組合員(利川・清州)1万6083人のうち1万5045人が投票に参加し、投票率は93.81%に達しました。

ただし、事務・技術職労組の投票では、暫定合意案が賛成66%で可決されました。専任職と事務・技術職の労組がそれぞれ交渉を行ったため、専任職労組と会社側が追加で交渉を行うことになります。SKハイニックスは「今後の日程について労使間の協議が必要だ」と明らかにしました。 組合員約900人の技術・事務職労組は、専任職労組(1万6083人)の18分の1程度の規模で、規模が小さいです。

SKハイニックスの利川キャンパス。(写真=SKハイニックス)


今回の暫定合意案の核心となる争点は、業績給である超過利益分配金(PS)の自社株による支給方式です。 これに先立ち、労使は去る20日、PSの40%を現金で支給し、残りの60%を自社株で支給するという内容の暫定合意案をまとめた。自社株のうち40%は当該年度に売却可能であり、残りの20%は2年間にわたり10%ずつ繰り延べて支給する。

業績給の一部を現金の代わりに自社株で支給する案に対する組合員たちの不満が、土壇場で投票の行方を分けたものと分析されています。

昨年、SKハイニックスの労使は、営業利益の10%を財源とし、PSの上限を廃止する業績給制度を10年間維持することで合意しました。当時の合意に基づき、PSの80%は当該年度に現金で支給し、残りの20%は2年間にわたり毎年10%ずつ現金で繰り延べ支給することとしました。

SKハイニックスの労使協定暫定合意案の主な内容


社員の間では、10年間維持することにした業績給制度を決定してからわずか1年で、現金支給分の一部を自社株に転換する方式に変更されることに対し、少なからぬ不満があることが伝えられています。今後も自社株支給の比率や方式がいつでも再び変更される可能性があるという不信感も、投票結果に影響を与えたとの分析です。

今回の投票結果は、成果給を現金で受け取りたいと望む社員の要望が依然として根強いことを示しているものと解釈されます。これに伴い、自社株支給比率を引き下げ、現金支給の割合を高める案などが、再交渉の核心的な争点として浮上する可能性が高いです。ただし、賛成と反対の比率がほぼ拮抗したことから、再交渉が円満に進む可能性があるという意見もあります。

AIメモリの需要が急増し、安定した生産とサプライチェーン管理の重要性が高まっている状況下で、業績給をめぐる労使の対立が長期化した場合、企業の競争力にも影響を及ぼす可能性があるという懸念が示されています。

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